
https://docs.broadcom.com/doc/6772-PB1XX
Broadcom Inc.は2026年5月27日、ルーター向けSoC「BCM6772」・「BCM6774」・「BCM6776」を発表しました。すでに一部顧客およびパートナーへのサンプル提供が開始されています。
Wi-Fi 8 | 2+2 SoC | Residential(BCM6772)
Wi-Fi 8 | 2+4 SoC | Residential(BCM6774)
Wi-Fi 8 | 2+4 Premium SoC | Residential(BCM6776)
今回発表された3モデルはいずれも4コアCPU(アーキテクチャや動作周波数は非公開)やメモリコントローラー、有線ネットワークインターフェース等に加えてWi-Fi 8(IEEE 802.11bn)対応の無線機能を統合したSoCです。無線機能を備えないBCM4918にPCI Express接続の無線インターフェースを追加する構成よりも少ない部品点数でコストを抑えた家庭用Wi-Fi 8ルーター・アクセスポイントを構築することが想定されており、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)世代のBCM676xシリーズやWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)世代のBCM675xシリーズに相当します。
BCM6772は5GHz帯で2ストリーム/160MHz、2.4GHz帯で2ストリーム/40MHzの通信が可能な「BN3600」クラスの無線機能を備えるモデルです。メモリはDDR4/DDR5に対応しています。有線ネットワークインターフェースはUSXGMIIと対応速度が明示されていない"Multi-Gig PHY"を各1基備え、外部PHYを接続することなくマルチギガビットイーサネットに対応する機器を構築できます。
BCM6774はBCM6772と概ね類似の構成ですが、5GHz帯が4ストリームに拡張された「BN6500」クラスとなっています。

https://docs.broadcom.com/doc/6776-PB1XX
BCM6776はBCM6774と同じく5GHz帯で4ストリーム/160MHz、2.4GHz帯で2ストリーム/40MHzの通信に対応するのに加え、BCM6776のみが備えるPCI Express 3.0を用いてBCM6718を接続することで6GHz帯を追加した「BN18000」クラスの製品を構築可能な構成です。メモリはDDR4/DDR5のほかに下位モデルでは非対応のLPDDR4/LPDDR5をサポートするほか、ブロックダイアグラムから判断する限りUSXGMIIおよびUSBが各2系統存在するようです。

