
GMKtekは2026年9月28日、ミニPC「EVO-X5 Pro」の販売を公式サイトで開始しました。発売から24時間が経過する2026年9月29日 16:00まで、かつ30台限定で適用されている"スーパー早割"状態の日本円価格は192GB RAM + 2TB SSDモデルが1,039,840円、192GB RAM + 4TB SSDモデルが1,071,840円となっています。
EVO-X5 ProはプロセッサとしてAMD Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載し、大容量のLPDDR5XをCPUとGPUで共有するユニファイドメモリアーキテクチャを採用したことで、ローカル環境でのLLM(Large Language Model)の運用に適した構造となっているミニPCです。GMKtecからは"Strix Halo"世代のRyzen AI Max+ 395を搭載したAI用途向けミニPCとしてEVO-X2が2025年に、EVO-X3が2026年に発売されていますが、Ryzen AI Max+ PRO 495を含む"Gorgon Halo"世代のプロセッサを搭載したモデルがGMKtecから発売されるのはEVO-X5 Proが初となります。
搭載プロセッサのRyzen AI Max+ PRO 495は"Zen 5"アーキテクチャの16コア/32スレッドCPUと"RDNA 3.5"アーキテクチャの40CU GPU(Radeon 8065S)、最大55TOPSのNPUを組み合わせた構成です。基本的な構造はGMKtec EVO-X2やEVO-X3に搭載されていたRyzen AI Max+ 395と変わらず、CPU・GPUともコア数は据え置きで動作周波数の微増に留まっていますが、メモリの対応規格がLPDDR5X-8000からLPDDR5X-8533に、最大容量が128GBから192GBに引き上げられ、192GB搭載時は最大160GBをVRAMとして割り当て可能になったのが大きな変更点です。
メモリはLPDDR5X-8533チップをRyzen AI Max+ PRO 495の上限である192GB(24GB×8)搭載しており、EVO-X2やEVO-X3と同じくユーザーによる拡張・換装は行えません。ストレージはM.2 2280形状のNVMe SSDを3基装着でき、うち2基はPCI Express 4.0 x4、1基はPCI Express 4.0 x1での接続となります。
有線LANインターフェースは10GBASE-T対応のRJ-45端子を2基備え、それぞれチップセットとしてRealtek RTL8127AT・RTL8127APが用いられています。RTL8127APが担当する側の端子はDASH(Desktop and mobile Architecture for System Hardware)をサポートし、EVO-X5 Proをネットワーク越しに遠隔で管理可能です。無線LAN/BluetoothモジュールはPCI Express接続のMediaTek MT7925を搭載し、最大2.9GbpsのWi-Fi 7(IEEE 802.11be)およびBluetooth 5.4に対応しています。
映像出力端子はHDMI 2.1端子を1基備え、各2基のUSB 80Gbps Type-C端子・USB 40Gbps Type-C端子と合わせて最大4画面の同時出力に対応しています。映像出力が可能な端子は5基存在するものの、GPUのRadeon 8065Sは4画面を越えての映像出力をサポートしていないため、5画面の同時出力は行えません。その他のものを含む外部接続インターフェース類は以下のような構成です。
- 本体前面
- USB4 Type-C端子×2(最大40Gbps・映像出力対応)
- USB 10Gbps Standard-A端子×2
- 3.5mmオーディオ端子×1
- 電源ボタン(指紋認証対応)×1
- リセットホール×1
- P-MODEボタン×1
- 本体背面
- USB4 Type-C端子(最大80Gbps・DisplayPort 2.0・USB PD 15W出力対応)
- USB 2.0 Standard-A端子×2
- HDMI 2.1端子×1
- 10GBASE-T対応RJ-45端子(DASH利用可)×1
- 10GBASE-T対応RJ-45端子×1
- DC電源端子×1
- 3.5mm音声出力端子×1
- セキュリティロックスロット×1
電源は330Wの外付けACアダプタから供給する構造で、前面のP-MODEボタン(インターフェース一覧では"F-MODE"表記)を押下するとパフォーマンスモード(最大160W/持続120W)・バランスモード(85W)・静音モード(54W)が切り替わり、利用シーンに応じて処理性能や消費電力を変更可能です。
筐体サイズはW80×H221×D195mm、重量は約2.5kgです。
Ryzen AI Max+ PRO 495を搭載するPCとしてはMINISFORUMから「MS-S1 MAX P495」が発売されているほか、FrameworkやACEMAGICからも搭載製品の投入が告知されています。



