
2026年6月18日現在、Lekuoの公式サイトでインターフェースカード「PB65MX1」の製品情報ページが公開されています。同日時点では公式ECサイトやAliExpress・Taobaoといった各販売チャネルに掲載されておらず、価格は明らかになっていません。
PCIe X4 to M.2, SATA, and USB Expansion Card,PB65MX1_Shenzhen MMUI CO.,Ltd
PB65MX1はAMD製プロセッサ向けのチップセットであるB650("Promontory 21")を流用したPCI Express 4.0 x4接続のインターフェースカードです。AMD環境に限らずPCI Expressスロットを備える機器に装着して複数のUSB端子やM.2スロット、SATA端子を1枚のカードで増設することができます。
カードの表面にはPCI Express 4.0 x4対応のM.2スロットが2基、裏面にはPCI Express 4.0 x2対応のM.2スロットが2基存在し、1枚のPB65MX1に最大4枚のM.2 NVMe SSDを装着できます。B650は最大8本のPCI Express 4.0レーンを持つ構造のため、すべてのスロットにSSDを装着した場合は各スロットともPCI Express 4.0 x2での接続となり、表面の2基のみを利用する場合に限りx4接続が可能です。また、このほかに6Gbps対応のSATA端子が4基備わっており、M.2 SSDに限らず3.5インチ/2.5インチのSATA HDD/SSDを接続することもできます。
ブラケット部には1基のUSB 20Gbps Type-C端子、1基のUSB 10Gbps Type-C端子、2基のUSB 10Gbps Standard-A端子が配置され、1枚のPB65MX1で4基のUSB端子を増設可能です。B650はUSB 3.xのほかUSB 2.0にも対応する構造ですが、PB65MX1には独立したUSB 2.0端子もしくは内部接続用のUSB 2.0ピンヘッダは備わっていません。
冷却機構はB650を覆う形で小型のヒートシンクが取り付けられています。基板上には上に挙げたインターフェース類のほか、補助電源供給用と見られる"EXT_PWR"端子の存在が確認できます。
B650を流用したインターフェースカードとしてはWisdPiから「PROM21 All in」が発売されているほか、Minisforumも今後発売予定の製品として「PCIE TO 4」(仮称)の存在を明らかにしています。各製品の主な違いは下表の通りで、OCuLinkを経由せずにSATAストレージを接続できる点、2基のUSB Type-C端子が存在する点がPB65MX1の特徴と言えます。
| PB65MX1 (Lekuo) | PROM21 All in (WisdPi) | PCIE TO 4(仮称) (Minisforum) | |
|---|---|---|---|
| M.2スロット | 2基(PCIe 4.0 x4) 2基(PCIe 4.0 x2) 4基同時利用時はすべてx2動作 | 2基(PCIe 4.0 x4) 2基(PCIe 4.0 x2) 4基同時利用時はすべてx2動作 | 4基 |
| OCuLink端子 | なし | 1基 (PCIe/SATA対応) | 1基 (PCIe/SATA対応) |
| SATA端子 | 4基 | なし | なし |
| USB Type-C端子 | USB 20Gbps Type-C×1 USB 10Gbps Type-C×1 | USB 20Gbps Type-C×1 | USB 20Gbps Type-C×1 |
| USB Standard-A端子 | USB 10Gbps Standard-A×2 | USB 10Gbps Standard-A×4 | なし |
| USBピンヘッダ | なし | USB 2.0ピンヘッダ×3 (6ポート分) | なし |
| チップセット冷却 | ヒートシンク | ヒートシンク (ファン追加可能) | ヒートシンク+ファン |
| SSD冷却 | なし | なし | ヒートシンク+ファン (チップセット冷却兼用) |
LekuoからはPCI Express x1形状のカードにRealtek RTL9151を搭載し、1枚で複数種類のインターフェースを拡張できる「PR51RX1」も公開されています。



