
2026年6月4日現在、WisdPi(Yuanzhou Intelligent (Shenzhen) Co., Ltd.)の公式サイトで「WisdPi PROM21 All in Expansion Card」が購入可能な状態になっています。同日時点の価格は199USD(約31,823円)です。
WisdPi PROM21 All in Expansion CardはPCI Expressスロットを備えるマシンにインターフェースを追加できるPCI Express 4.0 x4接続の拡張カードです。AMD Ryzenシリーズ向けチップセットのB850やB650等と同じ"Promontory 21"がカード上に搭載されており、1枚のカードで複数種類のインターフェースを拡張できるのが特徴です。ホスト側の機器はAMD製プロセッサを搭載するものに限らず、Intel製プロセッサやApple Siliconを搭載するマシン、もしくはRaspberry Pi 5でも利用可能とされています。
カードの表面と裏面には各2基のM.2スロットが存在し、合計4基のM.2 SSDを装着できます。また、カード側面にはOCuLink(SFF-8611)端子が実装されており、対応するケーブルを用いてPCI ExpressもしくはSATA対応機器を接続できます。WisdPiのサイトでも対応するケーブルが販売されており、SFF-8611 to SFF-8611のものとSFF-8611 to SATA×4のものがそれぞれ15USD(約2,400円)で購入可能です。
ブラケット部には1基のUSB 20Gbps(USB 3.2 Gen 2x2)Type-C端子と4基のUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Standard-A端子が存在し、さらに基板上には3基(6ポート分)のUSB 2.0ピンヘッダが存在するため、ピンヘッダからUSB端子への変換手段(ケース側のUSB端子、USB端子を備えるブラケット、内部ハブなど)を用意することで最大11基のUSB端子を追加できます。

電源はPCI Expressスロットから供給されるほか、USB機器を多数接続する場合に備えて補助電源(EXT_PWR)端子が用意されています。"Promontory 21"は冷却のためにアルミニウム製のヒートシンクで覆われており、必要に応じてカード上のファンコネクタからアクティブ冷却用のファンを追加することも可能です。
2026年4月に公開されていたものはRev 1.00、今回販売が開始されたものはRev 1.01の表記が基板上に確認でき、基板(レジスト)およびヒートシンクの色がブラックで統一されたことでより落ち着いた外観となっています。また、OCuLink端子の動作モードと対応するDIPスイッチの状態も基板上に表記されるようになりました。


