9/7 19:00現在、通販サイト「Newegg」に「MILLITRONIC MG360」が掲載されています。
IEEE 802.11ad/WiGig対応製品を手掛ける「Mr.Loop」(巽晨國際股份有限公司)の製品で、現時点では極めて希少と思われる「USB端子を備えるPCとIEEE 802.11ad対応ルーター/アクセスポイント間の接続が可能な子機」です。
60GHz帯のIEEE 802.11adによる最大2.25Gbps?の通信のみに対応し、5GHz帯(IEEE 802.11ac・a/n)や2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)には対応しない純粋な802.11ad用子機となっています。
PCとの接続に用いられるインターフェイスは最大5GbpsのUSB 3.0 Standard-Aです。
接続先としては現在の数少ない選択肢であるNETGEAR Nighthawk X10 R9000と、TP-Link Talon AD7200(国内発売予定→キャンセル)が挙げられています。
この内Nighthawk X10 R9000に関しては、MG360ではないもののMr.Loop製USB子機とR9000の間で1Gbps台の通信を行っている様子がYouTubeに投稿されています。
また、USBストレージとしての利用目的か8GBのフラッシュメモリを搭載しており、Windows 10用のドライバはこの中に格納されているようです。
価格は64.99ドル(約7,200円)で、10月10日に発売される予定です。
国内での発売予定の他、国内の法的認証を受けているかどうかも不明なため、現時点では仮に入手しても国内での合法的な利用はできないと思われます。
Mr.LoopのWiGig製品はこれまでにいくつかの経路で日本市場に入ってきているようで、株式会社ソルベックスが「正規輸入販売元」としてUSBドングルタイプ(MLWGU3V2-D)とモジュールタイプ(MLWGU3V2)の製品を取り扱っている他、エム・シー・エム・ジャパン株式会社がMLWGU3V2の工事設計認証(201-170306)を、株式会社ネットウエルが5U1E1814PP01の技術基準適合証明(001WVCA3000120~001WVCA3000143)をそれぞれ取得しています。