NTTドコモ、spモードでIPv6シングルスタックの提供を開始

株式会社NTTドコモは2022年1月31日、同社のスマートフォン・データ通信端末向けISPサービス「spモード」において2022年2月1日から「IPv6シングルスタック方式」の提供を開始することを発表しました。

報道発表資料 : 「IPv6シングルスタック方式」の提供を開始 | お知らせ | NTTドコモ

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NTTドコモは端末にIPv4アドレスとIPv6アドレスの双方を割り当てる「IPv4/IPv6デュアルスタック方式」を提供しており、2017年夏以降に同社から発売されたAndroidスマートフォン、またはiOS 11以降のiPhone/iPadシリーズで利用可能です。

対して今回導入されるIPv6シングルスタック方式では端末にIPv6アドレスのみを割り当て、IPv4のみに対応するドメインのアドレス解決時にIPv6アドレスを返す「DNS64」、アドレス変換を行いIPv6クライアントからIPv4サーバーへの接続を可能にする「NAT64」、IPv6ネットワーク上でIPv4のトラフィックを疎通させる「464XLAT」の組み合わせによりIPv4との互換性が維持されます。

移動体通信事業者ではないものの、国内の事業者ではビッグローブがDNS64/NAT64によるIPv6ネットワークからIPv4サーバーへの接続を実現しています。
NAT64/DNS64:BIGLOBE会員サート

なお、今回のサービス開始に先立って公開されていた開発者向けのIPv6シングルスタック接続試験用APN(v6ft.spmode.ne.jp)は2021年12月までに終了しており、正式サービスを利用する際は通常のAPN(spmode.ne.jp)へ切り替える必要があります。