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NTT東日本、Wi-Fi 6メッシュルーターをレンタルできる「ギガスマートWi-Fi」の提供を開始

NTT東日本株式会社は2025年8月1日、光アクセスサービス契約者向けのオプションサービス「ギガスマートWi-Fi」を発表しました。2025年8月5日より提供が開始される予定です。

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ギガスマートWi-Fiは光アクセスサービス「フレッツ 光ネクスト」の契約者を対象に、メッシュネットワークの構築が可能な無線LANルーターを1台から最大4台までレンタルするオプションサービスです。なお、最大概ね10Gbpsの「フレッツ 光クロス」契約中でも利用可能なものの、機器には10GbEインターフェースは備わっていません。

提供される機器は「ギガスマートWi-Fi対応ブロードバンドルータ(AR1344E)」です。筐体上に表記されているのはNTTロゴのみ、ドキュメント類にもメーカーに関する情報はありませんが、KAON BROADBANDのAR1344Eと概ね同等の製品と思われます。

ギガスマートWi-Fi対応ブロードバンドルータ(AR1344E)|ギガスマートWi-Fi対応ブロードバンドルータ|通信機器トップ|Web116.jp|NTT東日本

AR1344Eは5GHz帯でWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)による最大4,804Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大573Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信を行えるデュアルバンド「AX5400」クラスの製品で、各1基のWAN/LAN兼用端子とLAN端子はどちらも1000BASE-T対応です。Wi-Fi EasyMeshによるメッシュネットワーク構築時はコントローラ(親機)・エージェント(子機/中継機)の両方をサポートしており、1台目の親機と2台目以降の子機にハードウェアの違いはありません。

AR1344EをONU直下に接続する場合はルーターモード、ホームゲートウェイの配下に接続する場合はブリッジモードでの運用となり、ルーターモード時はIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6(transix・v6プラス・OCNバーチャルコネクト・IPv6オプション・クロスパス・v6 コネクト(国内標準プロビジョニング方式))もしくはIPv4 PPPoEでのインターネット接続が可能です。

月額利用料は1台のみレンタルする場合で495円2台セットでレンタルする場合は880円、3台目以降は1台あたり385円です。契約期間の拘束や契約解除料等は設定されていませんが、設置・設定をNTT東日本に依頼する際は最大11,000円(設置工事費1,650円 + 設定工事費1,100円 + 派遣工事費8,250円)の初期費用が発生します。


NTT東日本はホームゲートウェイと無線LANカードのセット、もしくは無線LAN内蔵ホームゲートウェイをレンタルすることでユーザーが市販のルーター・アクセスポイントを購入せずに無線LANを利用できる「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ」を提供していましたが、"世界的な半導体不足の影響による提供端末の不足"を理由に2022年5月で新規申込受付を停止し、3年以上が経過した2025年8月現在も再開されていない状態となっています。

無線LANを含まない光アクセスサービスのみの「フレッツ 光ネクスト ファミリー/マンション・ギガラインタイプ」にギガスマートWi-Fiを1台追加した状態は「スマートタイプ」代替としての性質も備えているのではないかと考えられます。