ASUS、AMD RZ608搭載の「ROG STRIX X570-E GAMING WIFI II」などX570マザーボード2モデルを国内で発売

ASUS JAPAN株式会社および株式会社アユートは2021年12月16日、Socket AM4マザーボード「ProArt X570-CREATOR WIFI」および「ROG STRIX X570-E GAMING WIFI II」を発表しました。市場想定価格は前者が50,980円、後者が49,980円（いずれも税込）で、2021年12月17日に発売される予定です。

ProArt X570-CREATOR WIFI｜マザーボード｜ASUS 日本

ROG STRIX X570-E GAMING WIFI II

両モデルともチップセットとしてAMD X570を搭載し、他社から「X570S」扱いで投入されている製品と同じくチップセット冷却用のファンが省かれています。対応するプロセッサはRyzen 5000シリーズ（"Vermeer"）・3000シリーズ（"Matisse"）・2000シリーズ（"Pinnacle Ridge"）のデスクトップ向けCPU、5000Gシリーズ（"Cezanne"）・4000Gシリーズ（"Renoir"）・3000Gシリーズ（"Picasso"）、2000Gシリーズ（"Raven Ridge"）のデスクトップ向けAPUです。

クリエイター向けモデルであるProArt X570-CREATOR WIFIは2基のThunderbolt 4端子（うち1基はグラフィックボードからバックパネルDisplayPort端子への入力でDisplayPort Alternate Mode映像出力に対応）、各1基の10GBASE-T端子と2.5GBASE-T端子を備え、無線LAN/Bluetoothインターフェイスは6GHz帯のIEEE 802.11axをサポートするIntel Wi-Fi 6E AX210です。

対してROG STRIX X570-E GAMING WIFI IIは既存の「ROG STRIX X570-E GAMING」とほぼ同一の仕様ですが、無線LANインターフェイスがIntel Wi-Fi 6 AX200からAMD Wi-Fi 6E RZ608＝MediaTek MT7921Kに変更されました。これによりモジュール交換なしで6GHz帯を利用可能になったものの、5GHz帯の通信速度はAX200の最大2,402Mbps（2ストリーム/160MHz）から最大1,201Mbps（2ストリーム/80MHz）に半減しています。

RZ608への変更はROG STRIX X570-E GAMING WIFI IIに限ったものではなく、型番末尾に「II」が付く他のASUS製マザーボードもRZ608もしくは6GHz帯非対応のMT7921を搭載することが公表されています。また、一部のGIGABYTE製マザーボードでもrev. 1.1への移行時にRZ608へ切り替わった製品が存在します。

【詳説】Intel/AMD/MediaTek等のPC向けWi-Fi 6モジュールについて

Intel（Killer）・AMD/MediaTek・Realtekの各社から発売されている、または今後投入されると思われるPC向けIEEE 802.11ax（Wi-Fi 6 / ...

24wireless.info

2021 / 07 / 15

その他、両モデルの主な仕様は以下の通りです。