GIGABYTEのZ690/B660マザーボードでAMD EXPO対応OCメモリが利用可能に

GIGABYTE TECHNOLOGY Co. Ltd,は2022年9月16日、同社のIntel Z690/B660チップセット搭載マザーボードでAMD EXPO対応のOCメモリモジュールを利用可能にすることを発表しました。利用には今後提供予定のBIOSアップデートが必要となります。

GIGABYTE Z690, B660, and Follow-up Motherboards Will Support EXPO Memories | News - GIGABYTE Global

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AMD EXPO(Extended Profiles for Overclocking)はRyzen 7000シリーズのCPUと合わせて発表されたメモリオーバークロック機能で、事前に用意されたプロファイルを基にメモリの周波数を引き上げることでユーザー側の作業を簡略化しつつパフォーマンスの向上を図るものです。現在はAMD製CPU向けのマザーボードでも同様のオーバークロック機能としてIntel XMP(Extreme Memory Profile)が用いられていますが、GIGABYTEが発売を予定しているX670E AORUS XTREMEなど、Socket AM5以降のマザーボードはEXPOとXMPの両対応になることが見込まれます。

今回GIGABYTEが発表した内容ではAMD製チップセット搭載マザーボードのみならずIntel Z690・B660チップセット搭載製品および今後投入予定のマザーボードにおいてEXPOとXMPの両方がサポートされ、設定を有効にするのみで対応メモリのオーバークロックが可能になるとされています。なお、GIGABYTEが2022年9月までに投入した唯一のIntel H610搭載・DDR5/XMP対応マザーボードであるH610M HD3Pには触れられていません。

EXPO対応のOCメモリは既にパーツメーカー各社から発表されており、CORSAIR DOMINATOR PLATINUM RGB DDR5Kingston FURY Beast DDR5XPG LANCER RGB DDR5などが存在します。