GIGABYTEのB660/H610マザーボード製品群が明らかに、DDR4対応製品やMini-ITXモデルなど

Eurasian Economic Commission(EEC)のウェブサイトに2021/12/13付でGIGABYTE TECHNOLOGY Co., Ltd.のIntel B660・H610チップセット搭載マザーボードと見られる複数の製品が掲載されました。型番からMicro-ATX・Mini-ITXモデルの存在、DDR4モデルの有無などが確認できます。

KZ0000004570 - EEC

KZ0000004571 - EEC

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Intel 第12世代Coreシリーズのデスクトップ向けCPU("Alder Lake-S")は上位モデルが先行して投入されたため、現在流通しているマザーボードは高機能・高価格帯向けの「Z690」チップセット搭載製品のみです。

しかしIntel Dynamic Memory Boostのページには「H670」・「B660」(およびワークステーション向けと思われる『W680』)の記述が見られ、今回のGIGABYTE製マザーボードと同じくEECでも「H670/B660/H610 Chipset」の存在が確認できることから、下位モデルのCPU投入に合わせて従来のチップセットと同じく「Z690」・「H670」・「B660」・「H610」というラインナップになることが予測されます。

今回掲載された型番をチップセットおよびフォームファクタ別に整理すると

  • B660・ATX:6種
  • B660・Micro-ATX:17種
  • B660・Mini-ITX:1種
  • H610・Micro-ATX:6種
  • H610・Mini-ITX:1種

となっており、DDR5対応の有無、無線LANモジュールの有無で同一モデルをベースとするバリエーションがあることを差し引いても、既に投入されているZ690マザーボードにはあまり見られなかったMicro-ATXフォームファクタの製品が増加するようです。(GIGABYTEのZ690・Micro-ATXモデルは『Z690M AORUS ELITE』・『Z690M AORUS ELITE AX』のみ

B660・ATX

  • B660 AORUS MASTER
  • B660 AORUS MASTER DDR4
  • B660 DS3H AC
  • B660 DS3H AC DDR4
  • B660 GAMING X
  • B660 GAMING X DDR4

B660・Mini-ITX

  • B660I AORUS PRO DDR4

B660・Micro-ATX

  • B660M AORUS PRO
    • B660M AORUS PRO AX
    • B660M AORUS PRO AX DDR4
    • B660M AORUS PRO DDR4
  • B660M D2H DDR4
  • B660M D2HX SI DDR4
  • B660M D3H DDR4
  • B660M DS3H AX DDR4
  • B660M DS3H DDR4
  • B660M GAMING AC DDR4
  • B660M GAMING DDR4
  • B660M GAMING X
    • B660M GAMING X AX
    • B660M GAMING X AX DDR4
    • B660M GAMING X DDR4
  • B660M HD3P
  • B660M POWER DDR4

  • H610I DDR4
  • H610M A DDR4
  • H610M D2VX SI DDR4
  • H610M H DDR4
  • H610M HD3P
  • H610M S2 DDR4
  • H610M S2H DDR4

製品の傾向は現行のIntel B560/H510搭載マザーボードと同様で、B660搭載製品は「AORUS」シリーズを含みつつMicro-ATXモデルを中心に「GAMING」・「Ultra Durable」が複数存在、H610搭載製品には「AORUS」シリーズは含まれていません。また、DDR5対応モデル(サフィックスなし・上記一覧内太字)が存在せずDDR4対応モデル(サフィックス『DDR4』)のみとなっているものも散見されます。

価格や詳細な仕様など型番から見て取れるもの以外の情報は現時点で明らかになっておらず、第12世代Coreシリーズの下位モデルと合わせて今後公開されるものと思われます。