HUAWEIは2022年7月28日、HarmonyOSタブレット「HUAWEI MatePad Pro 11-inch」を発表しました。現時点で日本国内での販売予定や価格などに関するアナウンスはありません。
HUAWEI MatePad Pro 11-inch - HUAWEI Global
MatePad Pro 11-inchには搭載SoC(Qualcomm Snapdragon 888またはSnapdragon 870)やRAM・ストレージ容量の違いで複数のバリエーションが存在し、サポートページから確認できる構成は下表の通りです。
LTEモデル | Wi-Fiモデル | |
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Qualcomm Snapdragon 888 | GOT-AL09(8GB+256GB) GOT-AL09(12GB+512GB) GOT-AL19(12GB+512GB) * | GOT-W09 (8GB+128GB) GOT-W09 (8GB+256GB) GOT-W09 (12GB+512GB) |
Qualcomm Snapdragon 870 | - | GOT-W29 (8GB+128GB) GOT-W29 (8GB+256GB) |
ディスプレイは全モデル共通で11インチ 2560×1600ピクセルの有機ELパネルを搭載。リフレッシュレートは120Hz、10.7億色表示が可能とされ、画面隅にはパンチホール形状のインカメラ1基(1,600万画素 F値2.2)が存在します。スピーカーは合計6基、マイクは4基が搭載され、MatePadシリーズでは初となる「HUAWEI SOUND」とのブランディングが為されています。
全モデルともIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)およびIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応し、Snapdragon 888搭載モデルのGOT-AL09/GOT-AL19/GOT-W09では160MHz幅(HE160)、Snapdragon 870搭載モデルのGOT-W29では80MHz幅(HE80)での通信が可能です。また、Snapdragon 888搭載モデルは「三频 Wi-Fi」と呼称される機能を備え、2.4GHz帯・5GHz帯(W52/W53)・5GHz帯(W58)の3つを同時に使用した最大4Gbpsの通信が可能とのことです。「トライバンド」の名称が用いられているものの、6GHz帯のWi-Fi 6Eには対応していません。
充電性能もモデルによる違いがあり、Snapdragon 888搭載モデルは別売充電器による最大66W(11V/6A)給電に対応・40W(10V/4A)の充電器が付属、Snapdragon 870搭載モデルは別売充電器による最大40W(10V/4A)給電に対応・22.5W(10V/2.25A)の充電器が付属という構成です。バッテリー容量はいずれも8,300mAhで変わりません。