I-O DATAからLTE/3G対応の据置型無線LANルーターが登場

株式会社アイ・オー・データ機器は2月5日、無線LANルーター「WN-CS300FR」を発表しました。

2月下旬に発売される予定です。

インターネット接続に4G/LTE回線が使えるSIMフリーのWi-Fiルーター | IODATA アイ・オー・データ機器
WN-CS300FR | Wi-Fi(無線LAN)ルーター | IODATA アイ・オー・データ機器

スポンサーリンク

WN-CS300FRは同社の個人向け製品で初めてWAN側接続方式としてLTE/W-CDMAに対応し、以下の通信方式・周波数帯が利用可能です。

  • LTE(FDD-LTE):Band1(2.1GHz) / Band3(1.8GHz) / Band8(900MHz) / Band18(800MHz) / Band19(800MHz) / Band26(800MHz)
    • 下り最大75Mbps / 上り最大50Mbps
  • W-CDMA:Band1(2.1GHz) / Band6(800MHz) / Band8(900MHz) / Band19(800MHz)

NTTドコモ・au(KDDI/沖縄セルラー電話)・ソフトバンクの800~900MHz帯全てに対応し、各社のネットワークを用いるMVNOのサービス(UQ mobile・OCN モバイル ONE・mineo・IIJmio等)での動作も検証済みとされています。
SIMカードはmicroSIM(3FF)が利用可能です。

無線LANルーターとしてはIEEE 802.11b/g/nに対応し、2.4GHz帯で最大300Mbpsの通信に対応します。
5GHz帯には対応していません。

100BASE-TX/10BASE-T対応のLAN端子を1基備え、WAN端子は搭載されていません。

同カテゴリの製品(SIMロックフリー・LTE対応の据置型ルーターで一般に販売されたもの)としてはNECプラットフォームズ Aterm HT100LNやシンセイコーポレーション novas Home+CA Freeなどが存在しますが、これらの製品に比べると対応するBandは多いものの、5GHz帯に対応しない点では劣っています。

WN-CS300FRAterm HT100LNnovas Home+CA Free
対応通信方式
(WAN側)
FDD-LTE/W-CDMAFDD-LTEFDD-LTE
対応Band(LTE)B1/3/8/18/19/26B1/19/26B1/B19(CA対応)
対応通信方式
(5GHz帯)
非対応IEEE 802.11ac/a/b/g/n
(最大433Mbps)
IEEE 802.11ac/a/b/g/n
(最大867Mbps?)
対応通信方式
(2.4GHz帯)
IEEE 802.11b/g/n
(最大300Mbps)
IEEE 802.11b/g/n
(最大150Mbps)
IEEE 802.11b/g/n
(最大300Mbps?)
LAN端子1基(100BASE-TX)1基(1000BASE-T)2基(1000BASE-T)