KDDIが28GHz帯でのハンドオーバー試験に成功

KDDIは2月22日、28GHz帯の電波を使う複数の基地局間で通信先の切り替え(ハンドオーバー)を行う試験に成功したことを発表しました。

国内初、28GHz帯におけるハンドオーバーの実験成功について | 2017年 | KDDI株式会社

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28GHz帯はいわゆる「5G」(第5世代移動通信システム)において利用が想定されている周波数帯の1つで、アメリカではFCCによって5G向けの開放が決定しており、日本でも割り当てに向けた検討が進められている状態です。

KDDIは今回、東京都内のKDDI本社付近でSamsungと共同で試験を行い、通信機器を搭載した自動車での移動中に基地局間でのハンドオーバーを行うことに成功しています。

また、試験時には最大3.77Gbpsのスループットが計測されています。

同日には5Gを用いたセキュリティシステムの開発においてセコムと合意したことも発表されました。