au、Wi-Fi 6対応のZTE製5G CPE「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を発売

KDDI株式会社は5月17日、「au」ブランド向けの据置型5Gルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」(ZTR01)を発表しました。

6月4日に発売される予定で、発売に合わせて対応料金プラン「モバイルルータープラン 5G」の提供が開始されます。

Speed Wi-Fi HOME 5G L11(スピード ワイファイ ホーム ファイブジー エルイチイチ)ZTR01 | データ通信端末 | au

モバイルルータープラン 5G/ホームルータ―プラン 5G | 料金・割引:スマートフォン・携帯電話 | au

スポンサーリンク

ZTR01はau向けの無線WAN対応据置型ルーター(CPE)としては初となるZTE製品で、筐体デザインや主な仕様から既に発表されているZTE MC801Aをベースにしていると思われます。
MC801Aには5GモデムとしてQualcomm Snapdragon X55、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)対応の無線LANモジュールとしてQualcomm QCA6391が搭載されていますが、ZTR01の内部構成は公開されていません。
MC801A - ZTE

WAN側は5G(LTEからの転用周波数帯を含むSub-6)・LTE・WiMAX 2+に対応しており、最大通信速度は下り2.7Gbps/上り183Mbpsです。ミリ波(mmWave)の5Gには対応していません。

LAN側は5GHz帯でIEEE 802.11axによる最大1,201Mbps(2ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯で同574Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応する「AX1800」クラスの構成を採っており、この他に2基の1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応端子を備えています。

「モバイルルータープラン 5G」の仕様はモバイルルーター向けプランに準じ、基本使用料は月額5,458円、「2年契約N」適用時は月額5,271円、「5Gルーター割」適用時は契約初月から25ヶ月間月額4,721円で利用可能となっています。(価格はいずれも税込)

また、周波数帯の5G転用に伴い2022年秋以降にWiMAX 2+の通信速度が最大220Mbpsに低下することを受け、既存の「ホームルータープラン」など4Gルーター向けプランを契約しているユーザーを対象とし、5Gへの契約移行手数料3,300円を無料とする特典が6月4日の発売時から実施される予定です。