日本経済新聞は9月26日、「FREETEL」ブランドで端末の製造・販売や通信サービスの提供を行うプラスワン・マーケティングのMVNO事業を楽天が買収すると報じました。
※2017/9/26追記:楽天とプラスワン・マーケティングから公式発表があったためタイトルと記事の内容を修正しました。
楽天株式会社: 会社分割(簡易吸収分割)による事業の承継に関するお知らせ
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報道によるとプラスワン・マーケティングは「FREETEL SIM」等の通信サービス部門のみを切り出して楽天に売却し端末事業に特化、楽天は買収した通信サービス事業をこれまでと同じく「FREETEL」ブランドで提供するとのことです。
※2017/9/26追記:「FREETEL SIM」と付帯サービスに加え「YAMADA SIM PLUS powered by FREETEL」「ニコニコSIM(仮) powered by FREETEL」が楽天に継承され、2017年11月以降楽天のサービスとして提供されるようです。
MM総研が公開している2017年3月末時点の「独自サービス型SIM事業者」シェアでは楽天が3位、プラスワン・マーケティングが5位となっており、楽天は今回の買収によって規模を更に拡大することになります。
直近の「FREETEL」ブランドは不当表示に対する消費者庁からの措置命令や重大製品事故として公表された「MUSASHI」の発火などいくつかのトラブルを起こしており、新製品は半年以上投入されておらず「REI」や「KIWAMI 2」に対するOSアップデートも提供されていない、おまけに「RAIJIN」が1万円台で投げ売りに近い状態になるなど様々な問題が見られる状態でした。