ヤマハ株式会社は9月25日、無線WAN対応VoIPルーター「NVR700W」向けに本体のファームウェアと内蔵無線WANモジュールのファームウェアのアップデート提供を開始しました。
オールインワンVoIPルーターのフラッグシップモデル『NVR700W』に新たな機能を追加 LTEマルチキャリアに対応するファームウェアを公開
スポンサーリンク
NVR700Wは2016年に発売されたVoIPルーターで、ヤマハの現行製品では唯一ルーター単体でのLTE/3G通信に対応しています。
発売からアップデート提供前まではLTEの対応BandがFDD-LTE Band1・3・19・21、3G(W-CDMA)の対応BandがBandⅠ・Ⅵ・ⅩⅨとドコモのネットワークに偏った構成でしたが、今回のアップデートにより新たに
- KDDIが運用するFDD-LTE Band11(1.5GHz)・Band18(800MHz)
- ソフトバンクが運用するFDD-LTE Band8(900MHz)・Band11、W-CDMA BandⅧ(900MHz)・Ⅸ(1.7GHz)
- W-CDMA BandⅪ(1.5GHz)
に対応し、(W-CDMA BandⅪに関しては対応の意義が今ひとつ掴めませんが)国内のMNO3社全てのネットワークに接続可能となりました。
「RTpro」で公開されている動作確認済み通信サービスの一覧も更新されており、KDDI・ソフトバンクのプランに加えてmineo(Aプラン)での動作確認が行われたことが記載されています。