ソフトバンクのインターネット接続サービス「SoftBank Air」にて「Airターミナル3」の提供が開始されています。
Airターミナル 仕様 | インターネット | ソフトバンク
SoftBank Air購入契約同意書(Airターミナル3用)(リンク先PDF)
これまでのAirターミナル
SoftBank Airのサービスにおいてルーターとして動作するAirターミナルは、2014年のサービス開始時に発売された初代Airターミナルと2015年に発売されたAirターミナル2の二つが提供されていました。
AirターミナルはWAN側が最大110MbpsのAXGP、LAN側が最大300MbpsのIEEE 802.11a/b/g/nです。
Airターミナル2はWAN側がキャリアアグリゲーションと4x4 MIMOによって最大261Mbpsになり、LAN側も最大866MbpsのIEEE 802.11ac・a/b/g/nに変更されています。
Airターミナル3の変更点
Airターミナル3の仕様はAirターミナル2とほぼ同一であり、ソフトバンクのサイトでも「Airターミナル2/3」と併記されています。
唯一の変更点は3.5GHz帯のTD-LTEに対応した点で、通信速度は最大350Mbpsに向上しています。
認証情報によるとFDD-LTE Band1(2.1GHz)とBand8(900MHz)にも対応しているようですが、ソフトバンクのサイトには記載がありません。
提供開始時期は12/20?
いつから提供されているのかはソフトバンクからの正式な発表がないため断定できませんが、重要事項説明書に「161220」という記載があること、12/5時点のSoftBank Air特設ページにAirターミナル3に関する記述が無いことから12/20に提供が開始されたと思われます。
3.5GHz帯のエリアは
ソフトバンクの3.5GHz帯はまだ運用が開始されたばかりの帯域で、利用できるエリアは札幌市や大阪市など非常に限られています。
Airターミナル3以外の対応端末が事実上存在しないため空いている帯域ではありますが、都市部以外のユーザーが恩恵を受けられるのは当分先の話でしょう。