Wi-Fi 6E対応のiPad Pro新モデルが登場、ただし日本では利用不可

Appleは2022年10月19日、iOSタブレット「12.9インチiPad(第6世代)」および「11インチiPad(第4世代)」を発表しました。Apple Online Storeでの価格は12.9インチモデルが172,800円(税込・128GB Wi-Fiモデル)から、11インチモデルが124,800円(税込・128GB Wi-Fiモデル)からで、いずれも2022年10月26日に発売される予定です。

iPad Pro - Apple(日本)

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今回発表された2モデルにおける前世代からの最大の変更点はSoCの刷新で、Apple M1に代えてMacBook ProやMacBook Airと同じくApple M2が搭載されました。どちらもGPUは10コア、RAMは512GB以下のモデルが8GB、1TB/2TBモデルが16GBとなっています。

また、Apple製品では初となる6GHz帯のIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)に対応し、同時に最大帯域幅も80MHzから160MHzに拡張されたことで、Wi-Fi利用時に従来モデルの倍となる最大2.4Gbpsの通信が可能になっています。ただし製品ページ等においてiPad ProのWi-Fi 6Eは日本および中国本土で利用できない旨が記載されており、高速化の恩恵を日本国内で享受することはできない状態です。日本国内における6GHz帯無線LANシステムの運用は2022年9月より解禁されていますが、今回のiPad ProがWi-Fi 6Eの国内利用に対応しない理由は定かではなく、今後利用可能になるかについても不明です。

Wi-Fi + Cellularモデルでは新たにミリ波(mmWave)の5G NR n258/n260/n261がサポートされたものの、こちらも利用できる地域はアメリカ合衆国(およびプエルトリコ)のみとなっています。

その他の仕様は現行の12.9インチiPad(第5世代)・11インチiPad(第3世代)に近く、12.9インチのLiquid Retina XDRディスプレイまたは11インチのLiquid Retinaディスプレイ、1200万画素+1000万画素の背面カメラならびにLiDARスキャナ、USB4/Thunderbolt対応のUSB-Cコネクタ、4基のスピーカーなどが搭載されています。