ASUSは2023年8月22日、無線LANルーター「ROG Rapture GT-BE98 Pro」を発表しました。詳細な仕様や価格、発売時期などは同日時点で明らかになっていません。
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GT-BE98 Proの無線LAN通信速度は周波数帯4つの合計で30,000Mbpsとのことです。周波数帯ごとの速度の内訳は公開されていませんが、ASUSから発表済みのZenWiFi BQ16 Pro同様に6GHz帯1でIEEE 802.11be（Wi-Fi 7）による最大11,524Mbps（4ストリーム/320MHz）、6GHz帯2で最大11,524Mbps、5GHz帯で最大5,764Mbps（4ストリーム/160MHz）、2.4GHz帯で最大1,376Mbps（4ストリーム/40MHz）の通信に対応するクアッドバンド「BE30000」構成を採っていると思われます。
有線インターフェイスは10GBASE-T×2と2.5GBASE-T×4を備え、本体画像からは更に1000BASE-T×1、USB 3.0 Standard-A×1、USB 2.0 Standard-A×1の存在も確認できます。TP-LinkのWi-Fi 7対応製品などに見られるSFP+スロットは存在しません。
ポート単位での通信の優先、Adaptive QoSによるゲーム通信の優先、WTFastによる通信経路最適化の「Triple-level game acceleration」を掲げる他、AiMeshによるメッシュネットワーク構築やAURA RGBによるライティングなどが利用可能です。
なお、ASUSは2023年1月に合計25,000Mbpsの通信が可能とされる「ROG Rapture GT-BE98」を発表したものの、2023年8月現在まで実機の発売に至っておらず、公式サイトの仕様も空白のままとなっています。
gamescom 2023ではGT-BE98 Proの他、Intel製チップセットを搭載するWi-Fi 7対応マザーボードとして「ROG MAXIMUS Z790 DARK HERO」および「ROG STRIX Z790-A GAMING WIFI II」が発表されました。また、ゲーミングスマートフォンのROG Phone 7シリーズも地域によってはWi-Fi 7を利用可能です。
