ASUS、初の「802.11ax」対応Wi-Fiルーターを発表

ASUSは8月30日、ドイツで開催されたIFA 2017においてIEEE 802.11ax対応のWi-Fiルーター「RX-AX88U」を発表しました。

ASUS Presents The Edge of Beyond at IFA 2017

スポンサーリンク

2.4GHz帯で1Gbps超、5GHz帯で5Gbpsに迫る

RT-AX88UはASUSのWi-Fiルーターとして初めて「IEEE 802.11ax」に対応し、2.4GHz帯で1,148Mbps、5GHz帯で4,804Mbpsと現行製品を大幅に上回る速度での通信をサポートしています。

802.11axに対応した点以外の詳細な仕様は今のところ公開されていませんが、筐体はRT-AC88Uの赤い部分を金色に置き換えたようなデザインになっており、前面LEDの数や種別もRT-AC88Uとほぼ同様(RT-AC88Uでは『3.0』と『2.0』だったUSBのインジケータが『3.0』『3.0』に変更?)であることが見て取れます。

https://press.asus.com/release.php?id=114

IEEE 802.11axとは

IEEE 802.11axは現在標準化が進められている最中の規格で、「High Efficiency Wireless LAN」という呼称の通り現行の規格よりも高密度環境での通信効率の向上が図られています。

具体的にはLTEでも用いられているOFDMA、下りに加えて上りの通信にも適用可能なMU-MIMO、1024QAMなどの技術が投入されています。