2024年9月30日現在、TP-Linkの日本向けウェブサイトにおいて無線LANルーター「Archer BE7200」の製品情報ページが公開されています。
Archer BE7200 | BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター | TP-Link 日本
Archer BE7200は5GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大5,764Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE7200」クラスの製品です。同クラスの製品としてはASUS RT-BE88UやTP-Linkの中国市場専用モデルであるTL-7DR7280易展Turbo版等が存在します。
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)世代における「AX6000」クラスを4096QAM対応にスケールアップしたような構成ですが、同クラスのArcher AX80やArcher AX6000(終売)に比べると有線インターフェイス部分が強化されており、10GBASE-T対応のWAN/LAN兼用端子を1基、2.5GBASE-T対応のWAN/LAN兼用端子を1基、1000BASE-T対応のLAN端子を3基、USB 3.0 Standard-A端子を1基備えています。これにより従来の「AX6000」製品では活かしきれなかった最大10Gbpsクラスのインターネット接続サービスとの組み合わせや、WAN/LAN双方でのマルチギガビット接続が可能になりました。
2023年以降に国内市場へ投入されたTP-Link製無線LANルーターはアンテナ内蔵型が大半を占めており、Archer BE7200も例に漏れず曲線的な形状の筐体にアンテナを内蔵しています。筐体の外寸は未公開ですが、RJ-45端子のサイズから判断する限りArcher AX80やArcher AX73VなどWi-Fi 6世代の縦型筐体モデルに近いサイズと思われます。
2024年9月30日時点でティーピーリンクジャパン株式会社からの本製品の販売に関するアナウンスはないものの、製品ページおよび日本語の製品紹介画像が公開されており工事設計認証も「Archer BE7200」・「Archer BE450」の名称で通過済みであることから、近い内に国内での販売が開始されるものと推測されます。