Broadcom、エッジAI対応APUの「BCM4918」などWi-Fi 8向けチップセットのラインナップを拡充

https://docs.broadcom.com/doc/4918-PB1XX

Broadcom Inc.は2026年1月7日、無線LAN機器向けのチップセット「BCM4918」・「BCM6719」・「BCM6714」を発表しました。すでにパートナーに対するサンプルの供給が可能な状態とされています。

Broadcom Launches Unified Wi-Fi 8 Platform for Seamless AI Experiences in Homes

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今回発表された3モデルのうち、BCM6719およびBCM6714は「Wi-Fi 8」との命名が見込まれるIEEE 802.11be(UHR:Ultra High Reliability)に準拠しています。2025年10月に発表された製品群に続き、BroadcomのWi-Fi 8ラインナップを拡充するものとなります。

BCM4918のブロックダイアグラム
https://docs.broadcom.com/doc/4918-PB1XX

BCM4918は従来のBCM4916同様、個人向けのハイエンド無線LANルーター・アクセスポイントへの搭載を想定したプロセッサです。Armv8アーキテクチャの4コアCPUに加え、オンデバイスでの推論やアクセラレーションを可能にするBNE(Broadcom Neural Engine)が統合されており、Broadcomの無線LAN機器向けチップセットでは初めてAPU(Accelerated Processing Unit)の名称が用いられています。有線インターフェースは2基分のUSXGMIIと4基分のマルチギガビットPHYが含まれ、BCM4918搭載製品では10GbE×2 + 2.5GbE×4のような構成が可能と思われます。

BCM6719BCM6714はどちらもIEEE 802.11bn対応の無線インターフェースです。BCM6726/67263・BCM6715・BCM43684といった従来のBroadcom製無線インターフェース(プロセッサ統合のBCM675x/676xシリーズを除く)が単一周波数帯のみをサポートすることからマルチバンド構成では複数のチップセットを接続する必要があったのに対し、BCM6719/6714は単一チップセットで5GHz帯と2.4GHz帯の両方をサポートするのが特徴です。BCM6719は2.4GHz帯が4ストリーム、BCM6714は3ストリームとなっており、その他の仕様に差異は見られません。

なお、今回の発表にはエンタープライズ機器向けやモバイル機器向けの製品は含まれていません。