Broadcom、デュアルバンドWi-Fi 7対応SoC「BCM6766」および「BCM6764」の概要を公開

2026年1月30日現在、Broadcomのウェブサイトで無線LAN機器向けチップセット「BCM6766」および「BCM6764」の製品概要が公開されています。

Dual 2x2+4x4 160 MHz Wi-Fi 7 quad-core ARM SoC | BCM6766

Dual 2x2+2x2 160 MHz Wi-Fi 7 quad-core ARM SoC | BCM6764

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BCM6766・BCM6764は2023年に発表されたBCM6765と同じく、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応する無線インターフェースのほかにCPU(Arm Cortex-A7 4コア 2.0GHz)やEthernet PHYなどを統合したSoC(System on a Chip)です。2024年頃より無線LAN機器ベンダー各社から搭載製品が登場しているものの、BCM6766・BCM6764そのものの情報はBroadcomから公開されていませんでした。

BCM6766は5GHz帯で4ストリーム、2.4GHz帯で2ストリームの通信に対応する無線インターフェースを持ち、デュアルバンド「BE6500」クラスの製品を構築するのに適したモデルです。有線部分はGbE PHYと2本のUSXGMII(単一ポート用のUSXGMII-S)を備え、別途PHYを接続することで10GBASE-Tインターフェースの追加も可能となっています。

BCM6766を用いた製品としてはASUS ZenWiFi BT10(RT-BE18000)やROG STRIX GS-BE18000が存在し、どちらもPCI Express接続の6GHz帯インターフェースとしてBCM67263を追加しトライバンド「BE18000」構成を実現しています。さらにZenWiFi BT10では10GBASE-T PHYのBCM84891L×2、GS-BE18000では8ポート2.5GBASE-TスイッチチップのMaxLinear MxL86282CがUSXGMIIで接続されています。

BCM6764について公開されている情報はBCM6766・BCM6765よりもさらに少ないものの、最大160MHz/2ストリームの通信が可能な無線インターフェースを2系統備え、GbE PHYとUSXGMIIを含むとされています。TP-Link Archer BE230やASUS TUF Gaming BE3600などへの搭載例から判断する限りデュアルバンド「BE3600」クラスの製品に向いたモデルであり、TUF Gaming BE3600の内部画像ではBCM6764と外部FEMのみで5GHz帯と2.4GHz帯の通信機能が構成されていることが見て取れます。

Internal Photos - MSQRTBE7900