MINISFORUM、Wi-Fi 7/デュアル5GbE対応のミニPC「AtomMan X7 Ti」を発表

MINISFORUMは2024年5月7日、小型PC「AtomMan X7 Ti」を発表しました。2024年5月20日より販売が開始される予定です。価格は同日時点で発表されていませんが、公式サイトでは30USD引きクーポンが入手可能です。

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AtomMan X7 TiはIntel Core Ultra 9 185Hを搭載するミニPCであり、過去に「UH185 Ultra」として予告されていた製品に相当すると思われます。Core Ultra 9 185Hは6 P Core + 8 E Core + 2 LP-E Coreの16コア/22スレッドCPU、8基のXeコアで構成されるIntel Arc GPUのほか、AIアプリケーション向けのNPUを含みます。

外観上最大の特徴と言えるのが本体天面に設けられた4インチのタッチ操作対応ディスプレイです。公式サイトの動画では時刻の表示、システム状態の監視、電源モード("Power Saving"、"Balanced"、"Performance")の切り替えが可能とされており、時刻表示は複数のテーマが用意されていることも確認できます。また、同じく天面には1080p撮影対応のカメラも搭載され、外部カメラがない環境でもWeb会議やWindows Helloの顔認証を利用可能です。

メモリはDDR5 SO-DIMMスロットを2基内蔵し、48GBモジュール2枚を用いて最大96GBまでの拡張が可能となっています。ストレージはPCI Express 4.0対応(レーン構成不詳)のM.2スロットを2基備えるほか、本体側面にはSDカードスロットが存在します。

ネットワーク面では6GHz帯で最大5.8Gbpsの通信が可能なIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)およびBluetooth 5.4に対応するほか、2基の5GBASE-T(IEEE 802.3bz)対応端子を備えています。Wi-Fi/BluetoothモジュールはIntel Wi-Fi 7 BE200を採用していることが公式サイトや公式Xアカウントのポストで明言されているものの、有線インターフェイスの詳細は定かではありません。

https://www.minisforum.com/page/x7ti/index.html?lang=en

ネットワーク以外の外部接続インターフェイス類は本体前面にUSB4×1、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×2、3.5mmステレオミニ端子を搭載。背面にはHDMI 2.1×1、DisplayPort 2.0×1、外部GPU接続用のOCuLink×1、USB4×1、USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1、USB 2.0 Standard-A×1が実装されています。