MSIは2023年5月30日、同日から6月2日にかけて開催されるCOMPUTEX TAIPEI 2023に合わせて新製品の概要を発表しました。この中にメッシュネットワーク製品「MRAX60」が含まれています。
MSI Rolls Out a Series of New Products A Strong Showing Starts at COMPUTEX 2023
MRAX60について明らかになっている情報は非常に限定的ですが、最大6,000Mbpsの通信が可能とされていることから5GHz帯でIEEE 802.11ax（Wi-Fi 6）による最大4,804Mbps、2.4GHz帯で最大1,148Mbpsの通信に対応するデュアルバンド「AX6000」クラス、もしくは2つの5GHz帯でそれぞれ最大2,402Mbpsの通信に対応するトライバンド「AX6000」クラスの構成を採っていると見られます。
すでに登場しているRadiX AX6600（GRAX66）・RadiX AXE6600（GRAXE66）や2023年1月に概要が公開されたIEEE 802.11be（Wi-Fi 7）対応のRadiX BE22000 Turboと異なり、アンテナは筒状の筐体に内蔵されているようです。カラーバリエーションはブラック・シルバー・ゴールドの3種が確認できます。
COMPUTEX TAIPEI 2023ではこの他、Wi-Fi 7に対応するマザーボード「Z790 MAX」シリーズ、端子類を裏面に配置した「B650M PROJECT ZERO」、シーケンシャルリードが最大12GB/s（独立したリリースではファン内蔵ヒートシンクとの組み合わせで最大14GB/s）に達するPCI Express 5.0対応SSD「SPATIUM M570 PRO」などの概要が公開されています。
