Qualcommは12月5日、モバイル機器向けSoC「Snapdragon 855」の詳細を公開しました。
Snapdragon 855 Mobile Platform | Qualcomm
スポンサーリンク
既に発表済みの5G NR対応モデム「Snapdragon X50」とLTE Category 20対応モデム「Snapdragon X24」が統合されており、ミリ波帯・サブ6GHz帯での5G NR通信と最大2Gbps(下り)のLTE通信がサポートされます。
その他、Snapdragon Mobile Platformとして初めてIEEE 802.11ax(『Wi-Fi 6』)に対応しています。
(策定中の規格のためか、Qualcommのサイトでは『802.11ax-ready』『Wi-Fi 6-ready』という表現が用いられています)
空間ストリーム数は最大8とされており、WPA3にも対応します。
また、Snapdragon 820から継続してサポートされているIEEE 802.11adに加え、こちらも策定中のIEEE 802.11ayに対応しています。
10Gbpsクラスの通信速度と有線通信レベルの低遅延を実現するとされていますが、Snapdragon搭載機器で802.11adに対応しているものが極めて限られる現状、11ayもどの程度採用されるかは未知数です。