株式会社バッファローは2023年1月12日、無線LANルーター「WXR-6000AX12P」を発表しました。価格はオープンで2023年2月下旬に出荷が開始される予定です。
WXR-6000AX12P : Wi-Fiルーター : AirStation | バッファロー
WXR-6000AX12Pは5GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大4,803Mbps(4ストリーム/160MHz or 8ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯で最大1,147Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「AX6000」クラスの製品です。
各1基のWAN端子およびLAN端子が10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-Tに対応するほか、1000BASE-T対応のLAN端子を3基、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子を1基備えます。NTT東西のフレッツ網におけるIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6接続サービスはtransix・v6プラス・IPv6オプション・OCNバーチャルコネクト・クロスパス・v6 コネクトに対応しています。
メッシュネットワーク構築機能としてWi-Fi EasyMeshをサポートし、他社のものを含むWi-Fi EasyMesh対応機器と組み合わせてメッシュネットワークを構築可能です。
これらの基本的な仕様は2021年2月に発売されたWXR-6000AX12Sと共通ですが、WXR-6000AX12Pでは従来の「ネット脅威ブロッカー プレミアム」に代わるセキュリティ機能として「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」(1年間無料ライセンス付属、無料期間終了後は年額2,980円~)が搭載されました。WXR-6000AX12SとWXR-6000AX12Pの大きな違いはこの点のみです。
株式会社デジオンが提供する「DiXiM Security」をルーターに実装したものである点は旧「ネット脅威ブロッカー」と変わりませんが、動作に必要な脅威情報の取得元にAO Kaspersky Labが含まれていた旧機能に対し、「2」で用いられる「DiXiM Threat Intelligence」はESET、アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)、株式会社ラック(LAC)、情報通信研究機構(NICT)から複合的に情報を取得するものとなっています。
2022年3月にAO Kaspersky Labが米連邦通信委員会(FCC)によって"安全保障上の脅威"として指定された後、バッファローからはセキュリティ機能を搭載しない末尾「B」型番の無線LANルーターも投入されていました。