ダイソーにて500円(税抜)で販売されている「Bluetoothイヤホン(マグネット式)」を入手したので気になった点を書き留めておきたいと思います。
仕様
パッケージに記載されている仕様は以下の通りです。
- モデル名:記載なし
- 通信仕様:Bluetooth 5.0対応
- 通信距離:10m
- 電池容量:50mAh
- 待機時間:175時間
- 連続使用時間:2-3時間
- 充電時間:1-2時間
- 材質:アルミニウム、熱可塑性エラストマー
パッケージ
今回のパッケージには対応製品は記載されていません。
JANコードは4549131725117、ロットNo.は「1001CA」でした。
プロファイル
プロファイルはパッケージ等に記載がありませんが、ハンズフリー通話対応・リモコン搭載イヤホンとして必須のA2DP/AVRCP/HFPがサポートされているようです。
認証・チップ
パッケージおよび筐体には技適マークと共に工事設計認証番号「208-190160」が記載されています。
総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」によると「204-920062」は「Daiso Industries Co., Ltd.」名義の「EA9745」として2019年10月に工事設計認証を通過しており、認証時の資料も公開されています。
総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(『208-190160』の検索結果)
認証資料内の画像で確認できる基板には「XL-001-AC6939B-V1.0」のシルク印刷が見られ、Bluetoothチップとして「AC6939B」を採用しているようです。
音声出力について
本製品は両耳に装着できる形状でハウジング付近にも「L」「R」の表記があることから、一見するとステレオ出力が可能なように思えます。
しかしながら、下記サイトにて配布されている左右チャンネルごとの音声ファイルを再生したところ、L・Rどちらのチャンネルも両側から出力されるモノラル構成であることが確認できました。
外観
筐体色はブラックとホワイトの2種類があるようですが、今回はホワイトを入手しました。
バッテリーが入っているコントローラ部分は非常に軽く、ハウジング部分も(個体差レベルではないかと思われるものの)左右で微妙な形状差があるなど、価格を考えれば当然ではありますが全体的にチープな造りであることは否めません。
付属品
パッケージの中にはイヤホン本体の他、充電用のUSB Standard-A to Micro-Bケーブルと取扱説明書(日本語・英語)が封入されています。
交換用イヤーピースは付属していません。
使用感
受話/電源ボタンを長押しして電源を入れるとペアリング待機状態に入り、Bluetooth対応機器に表示される「EA9745」を選択するとペアリングが行われます。
300円モデルに引き続き音質についての詳細な評価は差し控えますが、「とりあえず鳴るには鳴る」といった印象です。
電源を投入した状態での操作方法は以下のようになっています。
- 受話/電源ボタン
- 短押し(音楽/動画再生中):再生・一時停止
- 短押し(着信中)1回:応答
- 短押し(着信中)2回:通話拒否
- 短押し(通話中)1回:終話
- 音量+/巻戻しボタン
- 短押し:1曲前に戻る
- 長押し:音量調節(プラス)
- 音量-/先送りボタン
- 短押し:1曲先に進む
- 長押し:音量調節(マイナス)
300円モデルでは音量調節の操作で接続先機器ではなくイヤホンの音量が変動していましたが、今回の500円モデルでは接続先機器の音量が変動しました。