【レビュー】GameSir T4 Cycloneシリーズ 3つの接続方式・ホールスティック/トリガー採用ゲームパッド

(本商品はGameSir / Guangzhou Chicken Run Network Technology Co.,Ltd.より提供を受けています)

GameSirのゲームパッド「T4 Cyclone Pro」および「T4 Cyclone」を入手しました。両モデルの違いや使用感などを見ていきたいと思います。

なお、Amazon.co.jpもしくは公式サイトからの購入時に利用可能なクーポンコードを記事末尾に記載しています。

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T4 Cycloneシリーズの概要

GameSir T4 Cyclone Proおよび下位モデルのT4 CycloneはGameSir T4・T4 pro・T4w・T4 Mini・T4 Kaleidに続く「GameSir T4」シリーズのゲームパッドです。

T4 Cyclone Proはメカニカルスイッチ・Xbox準拠のABXYボタン配置を採用し、Bluetoothよりも低遅延な接続が可能とされる専用の2.4GHz帯無線ドングルが付属しています。

対するT4 CycloneはNintendo Switch準拠のABXYボタン配置で、2.4GHz帯接続には対応するもののドングルは別売です。トリガー振動機能には対応せず、ABXYボタンにはメンブレンスイッチが用いられています。

アナログスティックおよびトリガーには両モデル共通でホール効果センサーを採用。GameSir T4 KaleidやG7 SE同様、接点のないセンサーを用いることでアナログスティックのドリフトを防げると謳われています。

T4 Cyclone ProT4 Cyclone
カラーリングブラックホワイト
接続方式USB/Bluetooth/2.4GHz帯無線
(専用ドングル付属)
USB/Bluetooth/2.4GHz帯無線
(専用ドングル別売)
ABXYボタンXbox配置
メカニカルスイッチ
Switch配置
メンブレンスイッチ
振動機能グリップ振動モーター×2
トリガー振動モーター×2
グリップ振動モーター×2

外観

GameSir T4 Cyclone Proの外観
GameSir T4 Cyclone Proの外観
GameSir T4 Cycloneの外観
GameSir T4 Cycloneの外観

T4・T4 pro・T4wではABXYボタン、T4 MiniではABXYボタンとスティック周辺、T4 Kaleidでは本体外周部…と進化してきたライティング機能はT4 Cycloneシリーズには搭載されず、半透明素材も使われていないデザインとなりました。GameSir G7シリーズに見られるABXYボタンの配色もなく、ホーム(GameSirロゴ)ボタンも電源を入れない限り発光しないため、外観は非常にシンプルです。

T4 Cyclone Proの背面。T4 Cycloneもカラーが白い以外は同様

背面のデザインも簡素化されており、ラベルとマクロボタン、ネジ穴が確認できるのみです。

本体上面にはUSB Type-C端子のほかにT4 pro同様のスマートフォンホルダーを取り付ける溝が用意されています。ただしホルダーは付属せず、オフィシャルな単体販売も今のところ確認できません。

操作感

グリップ

以前紹介したGameSir G7 SEとほぼ同等のサイズでありホールド感も類似していますが、T4 Cyclone シリーズでは滑り止めの粒状パターンがグリップ裏のみならず表面のLB/RB付近まで拡大されているため、握った際の滑りにくさは向上しています。

ボタン

T4 Cyclone ProのABXYボタンはT4 Kaleid同様、カチカチとしたクリック感の強いマイクロスイッチが採用されています。軽い力で押し込むことができ連打が容易といった点でメリットがあるものの、ABXYボタンを頻繁に押す必要があるタイトルをプレイする際には操作音が気になりそうです。

T4 CycloneのABXYボタンに用いられているのは一般的なメンブレンスイッチで、他社製ゲームパッドと同様の感覚で操作可能です。

なお、公式には違いとして挙げられていないため個体差の可能性も考えられますが、T4 Cyclone ProのD-Pad(十字ボタン)はクリッキーかつ硬め、T4 CycloneのD-Padは柔らかめの押下感でした。斜め入力にはT4 Cycloneの方が向きそうです。

スティック

T4 Cyclone ProのGamepad Testerスコア
T4 Cyclone ProのGamepad Tester結果
T4 CycloneのGamepad Testerスコア
T4 CycloneのGamepad Tester結果

直近のGameSir製品で採用されており、他社のマルチプラットフォーム向けゲームパッドでも採用例が増えつつあるホール効果センサーがT4 Cycloneシリーズのスティックにも搭載されています。例によって「Gamepad Tester」でCircularityのテストを行った結果、平均エラー率は1%未満に収まっていました。

また、「XInput Polling Rate Checker」(4000 Samples)で有線接続時のポーリングレートを確認したところ、T4 Cyclone Pro・T4 Cycloneとも概ね500Hzとの結果になりました。(中国市場向けモデル"风行者"シリーズの製品ページには最大ポーリングレートが500Hzである旨が記載されています)

振動機能

T4 Cyclone Proはグリップ部に2基、トリガー部に2基の振動用モーターを搭載しており、Bluetooth接続時に限りトリガーの振動にも対応しています。トリガーの振動はGameSirアプリからオン/オフを切り替えられ、初期状態では強く押し込むと振動も強くなる挙動となります。また、MボタンとLT/RTの同時押しで連射を有効にすると、連射入力に合わせた断続的な振動効果を得ることが可能です。

無線接続

T4 Cycloneシリーズでは従来のT4シリーズがサポートしているUSB接続・Bluetooth接続(T4 pro/T4 Mini)に加え、専用のUSBドングルを介した2.4GHz帯無線接続が可能になりました。T4 Cyclone Proにはドングルが標準で付属し、遅延の少ない通信を行えるとされています。

ドングルとコントローラーは出荷段階でペアリング済みとのことですが、何らかの理由で接続を行えない場合はUSB端子に接続したドングルのボタンを長押し後、ホーム+Xボタン長押しでT4 Cyclone Proの電源を入れ、T4 Cyclone Proの下部にあるペアリングボタンを長押しすることで接続できます。また、T4 Cycloneとドングルを別々に購入した場合も同様の手順でペアリング可能です。

Windows PCのUSB 2.0端子にドングルを接続した状態でT4 Cyclone Proの使用を試みたところ、接続が完了した時点でXInput準拠のコントローラーとして認識され、その後は特に入力の遅延や寸断を感じることなく操作可能でした。

専用アプリ

設定の変更はAndroid/iOS向けの「GameSir」公式アプリから行う方式です。GameSir G7シリーズ向けの「GameSir Nexus」、T4 Kaleid向けの「GameSir T4k App」のようなPC向けソフトウェアは提供されていません。複数のアプリが存在し、モデルによって設定手段が異なる点については今後の改善を強く望むところです。

ファームウェアアップデート

GameSirアプリには接続中のT4 Cycloneシリーズを対象とするファームウェアアップデート機能があります。記事執筆時点ではファームウェア 01.02(1.2)が公開されていたため、当該バージョンにアップデートした上でテストを行いました。

ファームウェアアップデートは5分程度の時間を要するほか、環境によってはT4 Cycloneシリーズとの通信が切断されアップデートに失敗する場合があるようです。USB電源アダプタにT4 Cycloneシリーズを接続し、かつスマートフォンを可能な限り近くに置くことで安定したアップデートが行えました。

設定変更

設定変更画面はGameSir Nexus / T4kに類似した横向きのレイアウトで提供されます。設定項目の変更は即時反映され、複数のプロファイルを保持・変更する機能は確認できませんでした。

総評

従来のT4シリーズに見られたLEDライティングからの脱却を図ったことで落ち着いたデザインに生まれ変わり、アクセサリの発光を好まないユーザーでも使いやすくなったと思われます。

ただしPCからの設定変更が現状不可能な点、メカニカルスイッチ搭載のT4 Cyclone Proでは各ボタンのクリック音が大きい点などには留意が必要でしょうか。

GameSir公式サイトからの購入時はクーポンコード「CYCLONE」、Amazon.co.jpからの購入時はクーポンコード「GST4CP01」が利用可能です。購入先サイトに応じたものをご利用下さい。