【レビュー】SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン ながら聴き向けの軽い装着感を検証 [PR]

(本記事で紹介する商品は深圳市音科资讯科技有限公司/Shenzhen Soundsoul Information Technology Co. Ltdより提供を受けています)

SOUNDPEATSより2024年11月に発売されたBluetoothイヤホン「SOUNDPEATS CC」について、使用感や実機での挙動などを見ていきたいと思います。

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製品デザイン

SOUNDPEATS CCは耳に挟むように装着する"イヤーカフ型"の完全ワイヤレス(TWS)イヤホンです。

外箱等に記載されているモデル名称「PearlClip Pro」の通り、アクセサリーとしての真珠を意識したと思われる曲線的なデザインが特徴です。ハウジング部分およびタッチセンサー部分は光沢のあるプラスチック、耳に当たるクリップ内側にはシリコンが用いられています。

ケースは従来のSOUNDPEATS製TWSイヤホンに比べるとやや横に長く、こちらは全体に光沢のある素材が用いられています。CC本体には左右の区別はなく、ケースの右側から取り出したものが右チャンネルに、左側から取り出したものが左チャンネルに自動で割り当てられる仕組みです。

パッケージ内には充電用のUSB Standard-A to Type-Cケーブルとドキュメント類、ステッカーが同封されていました。

対応コーデック

対応コーデックはSBC/AACのみで、aptXシリーズやLDAC、LC3(Bluetooth LE Audio)には非対応です。Android端末において「Bluetooth Codec Changer」を実行した結果、およびCC接続中に開発者向けオプションから確認した利用可能コーデックは公称値と同一でした。

使用感・音質

耳が挟まれている感覚こそ常にあるものの、一般的なカナル型や開放型のイヤホンに比べると装着感は良好で、特にカナル型において発生する長時間装着による耳の痛みを感じることはありませんでした。周囲の音も入ってくる状態のため、イヤホンを装着した状態で他の対応を行うことも可能です。ただし遮音性はほとんど皆無であり、あくまでも他の作業を行いながらの聴取や装着時負荷の緩和に重点を置いたモデルと言えます。

左右の識別はケースから取り出した際に自動で行われるため支障なく行えますが、音声が出力される前部と充電用接点のある後部が識別しにくく感じました。(後部のほうが湾曲度合いが強く、ケース内で必ず内側に来ることを認識していれば緩和できると思われます)

音質について筆者の用途では問題を感じることはなく、PeatsAudioアプリから「ダイナミックEQ」をオンにした状態であれば低音もある程度出ている印象でした。また、初期状態ではやや大きいアナウンスの音量および言語(英語・日本語・中国語・ドイツ語)、本体タッチ操作の割当もPeatsAudioから変更でき、アナウンス音量を0にすることも可能です。

対応アプリは「PeatsAudio」のみであり、すでにSOUNDPEATS製品を利用している場合は旧「SoundPeats」アプリに対応していない点に注意が必要です。旧「SoundPeats」アプリではCC / PearlClip Proを接続していても設定可能な機器として認識されず、アプリからの操作を一切行えません。

PeatsAudio - Google Play のアプリ

総評

形状に由来する装着や聴取の特性があることをしっかりと認識しておく必要があるものの、長時間装着していても負荷の少ない"ながら聴き"にはとても適した製品ではないかと感じました。