
シャープ株式会社は2025年7月11日、Androidタブレット「SH-T04C」を発表しました。同日より販売が開始されており、公式通販サイト「COCORO STORE」での価格は61,800円(税込)です。
SIMフリータブレット SH-T04Cの特長|AQUOS:シャープ
【シャープ公式通販】 SIMフリータブレット<チャコールグレー>|SH-T04C |COCORO STORE(ココロストア)
SH-T04CはAndroid 14で動作する10.1インチディスプレイのタブレット端末です。シャープが通信事業者を介さず直接販売するAndroidタブレットとしては、2022年発売のSH-T01・SH-T01L以来の新モデルとなります。
SoCはQualcomm Snapdragon 695 5Gが搭載されています。2021年に当時のミドルレンジ製品向けSoCとして発表され、ミドルレンジ~エントリー5Gスマートフォンへの搭載例が多く見られました。タブレットにおける採用例はSamsung Galaxy Tab A9+があります。
RAMは4GB、ストレージは64GBで、どちらも規格は公表されていません。ストレージは最大512GBまでのmicroSDカードによる拡張が可能です。
無線LANはWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの対応に留まり、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)以降の規格には対応していません。5G NRの対応Bandはn1/n28/n77/n78/n79、4G LTEの対応Bandは1/3/18/19/21です。物理SIMカードには対応せず、eSIMのみ利用できます。
バッテリー容量は6,860mAhで、別売の純正ACアダプター(SH-AC05・USB PD 27W対応)を接続した場合は約160分で充電可能です。本体サイズはW246×H170×D8.8mm、重量は約481gです。
対応BandがNTTドコモのネットワークを想定した構成になっていることを含め、ハードウェアの仕様は2022年にNTTドコモから発売されたdtab d-51Cと共通です。ドコモオンラインショップでのd-51Cの販売価格は65,230円(税込・2025/07/11現在)のため、SH-T04Cのほうがわずかに安価で購入できる状態となっています。