
ASUS JAPAN株式会社は2025年8月22日、無線LANルーター「RT-BE3600 Go」を発表しました。同日より2025年10月31日までの期間中、クラウドファンディングサービス「GREEN FUNDING」上で支援受付が実施されています。商品発送は2025年12月20日以降の予定です。
ASUS発!Wi-Fi 7で爆速、デュアルWAN&VPN機能で安全快適通信! 手のひらサイズの次世代ルーター『RT-BE3600 Go』 | GREENFUNDING
RT-BE3600 Goは5GHz帯でWi-Fi 7(IEEE 802.11be)による最大2,882Mbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大688Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE3600」クラスの製品です。ASUSのグローバル向けウェブサイトにて「RT-BE58 Go」として公開されているものと同一仕様ですが、理由は不明ながら名称の変更が行われています。
有線インターフェースは2.5GBASE-T対応のWAN端子を1基、1000BASE-T対応のLAN端子を1基備えています。電源入力専用のUSB Type-C端子にモバイルバッテリーやUSB電源アダプタを接続してUSB PDで給電を行う構造で、一般的な円形のDC電源端子は設けられていません。また、データ通信および5V/0.9Aの電源出力に対応するUSB 3.0 Standard-A端子が1基存在し、スマートフォンのUSBテザリングや無線WANドングル経由のインターネット接続が可能です。
通常のASUS製ルーターと同じくASUSWRTで動作しているため、セキュリティ機能「AiProtection」、メッシュネットワーク構築機能「AiMesh」、VPNサーバー・クライアント機能(OpenVPN/WireGuard)などを利用できます。
GREEN FUNDINGのプロジェクトページ上に記載された仕様、およびASUS公式サイトのRT-BE58 Goの仕様によると、プロセッサは4コア 2.0GHzのCPUを含むBroadcom BCM6764、RAMはDDR4 1GB、フラッシュメモリは256MBとされています。
今回GREEN FUNDINGで用意されている支援コースは以下の通りで、プロジェクト終了後に市販される際のものと思われる一般予定販売価格は19,980円(税込)です。
- 超早割(1台):16,900円
- 超早割(2台):33,800円(1台あたり16,900円)
- 早割(1台):17,300円
- 早割(2台):34,600円(1台あたり17,300円)
- 直前割(1台):17,700円
- GREEN限定割(1台):18,500円
すでに日本市場で販売中のUSB給電が可能な小型Wi-Fi 7ルーターとしては、同じくデュアルバンド「BE3600」構成のGL.iNet Slate 7(GL-BE3600)が存在します。CPUの仕様(Qualcomm 4コア 1.1GHz)ではRT-BE3600 Goの後塵を拝するものの、Wi-Fi接続用QRコードの表示など簡易的な操作が可能なタッチディスプレイを備えるほか、2基両方のRJ-45端子が2.5GBASE-Tに対応しています。
Slate 7 (GL-BE3600) | Portable Wi-Fi 7 Travel Router - GL.iNet
ASUS RT-BE3600 Go | GL.iNet GL-BE3600 | |
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搭載ソフトウェア | ASUSWRT | OpenWrt QSDK 23.05ベース |
プロセッサ | Broadcom BCM6764 4コア 2.0GHz | Qualcomm 型番非公開 4コア 1.1GHz |
RAM/フラッシュメモリ | 1GB/256MB | 1GB/512MB |
有線I/F | 2.5GBASE-T×1 1000BASE-T×1 | 2.5GBASE-T×2 |
USB端子 | USB 3.0 Standard-A×1 USB Type-C×1(電源入力専用) | USB 3.0 Standard-A×1 USB Type-C×1(電源入力専用) |
ディスプレイ | - | あり(タッチ操作対応) |
重量 | 232g | 295g |