TP-Linkは11月8日に日本国内向けの発表会を行い、Wi-Fiルーター「Archer C5400」「Archer C3150」「Archer C55」「TL-WR802N」及び中継機「RE450」を発表しました。
最大2167Mbps、トライバンド対応のArcher C5400
Archer C5400はASUSやNETGEARの上位機種と同様に1024QAM(Broadcomの『NitroQAM』)に対応し、IEEE 802.11acによる最大2167Mbps(2.4GHz帯は最大1000Mbps)の通信を実現しています。
加えて5GHz帯 x 2波、2.4GHz帯 x 1波の同時利用にも対応しており、MU-MIMOや周波数自動割当機能「Smart Connect」と合わせて複数機器を利用する際の混雑回避が図られています。
有線LAN端子は1000BASE-T x 5基(内WAN端子1基)、USB端子はUSB 3.0 x 1基とUSB 2.0 x 1基となっています。
AC5400 トライバンド MU-MIMO ギガビット 無線LANルーター - TP-Link
やや安価なArcher C3150
Archer C3150もC5400と同様に1024QAMに対応していますが、5GHz帯は1波のみに限られます。
LAN端子やUSB端子はC5400と変わりません。
AC3150 MU-MIMO ギガビット 無線LANルーター - TP-Link
国内向け新機種のArcher C55
Archer C55は日本向けのみ存在する製品で、グローバルのArcher C1200に相当するようです。
通信速度は最大866Mbps(5GHz帯)/300Mbps(2.4GHz帯)、LAN端子は1000BASE-T x 5基(内WAN端子1基)ですがC1200にあるUSB端子はありません。
価格が5,000円強に抑えられており、BUFFALOのWHR-1166DHP3やNECのAterm WG1200HSのような普及帯802.11ac対応ルーターへの対抗を狙ったものと思われます。
携帯用の小型ルーターTL-WR802N
TL-WR802Nは2.4GHz帯(最大300Mbps)のみに対応した小型のルーターで、ホテル等での利用が想定されています。
中継機やイーサネットコンバータとして利用することもできます。
有線LAN端子は100BASE-TX x 1基(WAN/LAN兼用)、USB端子はありません。
300Mbps Nano 無線LANルーター - TP-Link
最大1300Mbps対応のRE450
RE450は単体の中継機としては珍しいIEEE 802.11acによる最大1300Mbpsの通信に対応した製品です。
他社の1300Mbps超通信に対応した中継機とは異なり、コンセントに直接繋がるデザインになっています。
1000BASE-T対応のLAN端子を1基備えています。
Talon AD7200は発表されず
IEEE 802.11adに対応したTalon AD7200の国内発売は発表されず、会場での参考展示に留まっています。