ヤマハ株式会社は9月13日、VPNルーター「RTX830」を発表しました。
10月に発売される予定です。
既存ネットワークと新規ネットワークの共存環境を実現した「RTX810」の後継モデル ヤマハ ギガアクセスVPNルーター 『RTX830』
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RTX830は2011年11月に発売されたRTX810の後継機種として位置付けられた製品で、
- スループット:最大2Gbps(RTX810:最大1Gbps)
- VPNスループット:最大1Gbps(RTX810:最大200Mbps)
- VPN対地数:20(RTX810:6)
- NATセッション数:最大65,534(RTX810:最大10,000)
- Flash ROM:32MB(RTX810:16MB)
- RAM:256MB(RTX810:128MB)
- タグVLAN:LAN毎に最大32ID(RTX810:最大8ID)
- コンソール端子:RJ45/miniUSB(RTX810:RJ45のみ)
- 消費電力:11W(RTX810と同値)
といったアップグレードが施され、RTX1210に近い性能になっています。
センター側ルーターと複数の拠点に設置したルーターの間に一つの設定で複数のVPNトンネルを構築できる「マルチポイントトンネル機能」(RTX830は拠点側に対応、センター側はRTX1210が対応しRTX3000/5000が対応予定)や、ネットワーク内にある機器の管理を行える「LANマップ」などのRTX810に無かった新機能も追加されています。
Interop Tokyo 2017では試作モデルの「X17」として公開されたRTX830に加え、同じく試作モデルのスイッチ「X18-P」と「X18-R」も公開されていましたが、今回製品として発表されたのはRTX830のみです。
また、今回の発表と直接の関係はありませんが、ヤマハは9月中旬にネットワーク機器のサイトをリニューアルし、デザインの刷新やURLの変更を行う予定です。