Appleは2024年10月15日、「iPad mini (A17 Pro)」を発表しました。価格は78,800円(税込・Wi-Fiモデル/128GB)からで2024年10月23日に発売される予定です。
今回発表された第7世代となるiPad miniは前モデルのiPad mini (第6世代)から筐体デザインなどの大幅な変更は加えられておらず、SoCの刷新・Wi-Fi 6Eのサポート・512GBモデルの追加・カラーバリエーションの変更が主な変更点となっています。
最大の違いはSoCがApple A15 BionicからA17 Proに変更されたことです。iPhone 15 Proシリーズに搭載される同名SoCに比べてGPUが1コア少ない6コアCPU/5コアGPUモデルですが、iPad mini (第6世代)に比べてCPU性能は30%、GPU性能は25%向上したと謳われています。
ネットワーク面ではiPad mini (第6世代)がWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)までの対応だったのに対し、新モデルでは6GHz帯を用いるWi-Fi 6Eがサポートされました。なお、iPhone 16シリーズでは速度が限られるもののWi-Fi 7が利用可能ですが、iPad miniは他のiPad同様Wi-Fi 7に対応していません。
ストレージ構成は128GB・256GBに加え、iPad miniシリーズを通して初となる512GBが追加されました。Apple公式サイトにおける512GB版の価格はWi-Fiモデルが130,800円、Wi-Fi + Cellularモデルが156,800円です。
細かな変更点としてはApple Pencil Proがサポートされたほか、iPad Pro (M4)・iPad Air (M2)同様にWi-Fi + CellularモデルがnanoSIMカード非対応、eSIMのみ利用可となりました。
その他の仕様は概ね第6世代と共通で、ディスプレイは8.3インチ 2266×1488ピクセルのLiquid Retinaディスプレイ、リアカメラは1,200万画素、フロントカメラは1,200万画素です。