Apple、全モデルWi-Fi 7対応のiPhone 16/16 Proシリーズを発表

Appleは2024年9月9日、「iPhone 16」シリーズ(iPhone 16・iPhone 16 Plus)および「iPhone 16 Pro」シリーズ(iPhone 16 Pro・iPhone 16 Pro Max)を発表しました。

iPhone 16とiPhone 16 Plus - Apple(日本)

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Max - Apple(日本)

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iPhone 16/16 Proシリーズにおけるネットワーク面での最大の変更はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)のサポートです。前世代ではiPhone 15 Proシリーズのみが6GHz帯を用いるWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)に対応し、iPhone 15シリーズはWi-Fi 6までの対応に留まっていましたが、今世代ではiPhone 16・iPhone 16 Plus・iPhone 16 Pro・iPhone 16 Pro Maxの全モデルが2ストリーム構成のWi-Fi 7に対応しています。なお、対応周波数帯や最大通信速度等の詳細は2024年9月10日時点で公開されておらず、今後「AppleデバイスのWi-Fi仕様」上で公開されると思われます。

セルラー部分には大きな変更は加えられておらず、日本を含む地域で販売されるモデルが5G mmWave(ミリ波)に対応していない点も変わりません。USB Type-C端子は前世代同様にiPhone 16 Proシリーズが最大10GbpsのUSB 3、iPhone 16シリーズが最大480MbpsのUSB 2対応です。

iPhone 16シリーズにはSoCとしてApple A18、iPhone 16 Proシリーズには上位モデルのApple A18 Proが搭載されています。iOS 18に統合されるAI機能「Apple Inteligence」は全モデルで利用可能です。

その他の変更点としては本体側面に「カメラコントロール」が追加され、カメラの起動や設定の調節をハードウェアで行えるようになったほか、MagSafeによるワイヤレス充電が従来の最大15Wから最大25Wへ拡張されています。