NECプラットフォームズ株式会社は2月3日、無線LANルーター「Aterm WG2600HS」向けのファームウェア Ver1.5.1を公開しました。
また、同日付で「Aterm サポートデスク」内に「Aterm製品におけるバージョンアップ方式の変更について」が掲載されています。
Aterm WG2600HSバージョンアップのお知らせ | お知らせ | AtermStation
従来の「Aterm」シリーズでは接続中のクライアントからアップロードしたファイルを基に更新する「ローカルファイル指定バージョンアップ」、「Aterm」機器側でダウンロードした最新のファームウェアをインストールする「オンラインバージョンアップ」(要インターネット接続)、重要な問題が生じた際にファームウェアの自動ダウンロード・インストールを行う「メンテナンスバージョンアップ」の3種類がファームウェアの更新手段として提供されていました。(例:WG2600HP3)
今回のアップデート対象となったWG2600HSを含み、以下のIEEE 802.11ac対応「Aterm」ルーター・中継機では2020年2月から3月にかけて提供されるファームウェアで「ローカルファイル指定バージョンアップ」の機能が削除され、ユーザーの操作によるファームウェアの更新方法は「オンラインバージョンアップ」に一本化される予定となっています。
(WG1800HP2/WG1800HP/WG1200HP2/WF1200HPなどの比較的古いモデルはリストに含まれていません)
- WG2600HP3 / WG2600HP2
- WG1900HP2 / WG1900HP
- WG1800HP4 / WG1800HP3
- WG1200HS3 / WG1200HS2
- WG1200HP3 / WG1200HP2
- WG1200CR
- WF1200CR
- WF800HP
- W1200EX / W1200EX-MS
また、当該機能の削除により旧バージョンのファームウェアファイルを指定したダウングレードも不可能となるようです。
上記の表に記載された機種で、バージョンアップ方式が変更されるファームウェアを適用された場合は、ローカルファイル指定バージョンアップ機能を用いたファームウェアのバージョンアップ、およびバージョンダウンはできなくなります。今後は、オンラインバージョンアップによるファームウェア更新を行ってください。
https://www.aterm.jp/support/tech/2020/0203.html
なお、2020年1月以降発売の製品についても更新方法の変更に対応するとされており、実際に同月発売のAterm WX6000HPでは「オンラインバージョンアップ」(『メンテナンスバージョンアップ』『時刻指定バージョンアップ』含む)のみが利用できる状態となっています。