
株式会社ニューエックスは2025年9月22日、GIGABYTE製マザーボード「X870E AORUS MASTER X3D ICE」の取扱を発表しました。想定売価は101,800円(税込)で2025年9月26日より販売が開始される予定です。
X870E AORUS MASTER X3D ICE Key Features | Motherboard - GIGABYTE Global
X870E AORUS MASTER X3D ICEはチップセットとしてAMD X870E("Promontory 21"×2)を搭載し、Ryzen 9000シリーズ("Granite Ridge")・Ryzen 7000シリーズ("Raphael")およびRyzen 8000シリーズ("Phoenix"・"Phoenix 2")のプロセッサを装着可能なATXフォームファクタのマザーボードです。
RAMはDDR5 DIMMを最大4枚装着でき、QVL(Qualified Vendor List)にはDDR5-8400までのメモリが掲載されています。高クロック動作時のメモリ冷却を補助するための専用ファン「DDR Wind Blade」も付属します。
PCI ExpressスロットはPCI Express 5.0 x16対応スロット、PCI Express 5.0 x8対応(x16形状)スロット、PCI Express 4.0 x4対応(x4形状)スロットが各1基存在し、Ryzen 9000/7000シリーズの場合はプロセッサが備えるPCI Express 5.0 16レーンを8レーン×2に分割して使用可能です。
ストレージ用のM.2スロットは以下のような構成で、最大5基のM.2 SSDを装着できます。
- CPU接続
- M2A_CPU:PCI Express 5.0 x4対応
- M2B_CPU:PCI Express 5.0 x4対応
- USB4コントローラーと4レーンを共有、併用時はx2での接続に(Ryzen 8000シリーズ装着時はM2B_CPUが利用不可)
- チップセット接続
- M2C_SB:PCI Express 4.0 x4対応
- M2D_SB:PCI Express 4.0 x4対応
- PCIEX4と4レーンを共有、排他動作
- M2E_SB:PCI Express 4.0 x2対応
有線LANインターフェースは10GBASE-T対応端子と5GBASE-T対応端子を各1基備え、どちらもRealtek製チップセットが用いられています。チップセットの型番は非公開ですが、ブロックダイアグラム上では双方ともPCI Express x1で接続されていることから、10GBASE-T端子用にはRTL8127、5GBASE-T端子用にはRTL8126が搭載されているものと思われます。無線LAN/BluetoothモジュールはMediaTek MT7927(Filogic 380 / AMD RZ738)を搭載し、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)・6GHz帯対応アクセスポイントとの間で320MHz幅の帯域を用いた通信を行えます。
背面I/Oおよびマザーボード上のインターフェイスは以下の通りです。
- 背面I/O
- USB4 Type-C端子×2
- USB 3.2 Gen 2x2 Type-C端子×1
- USB 3.2 Gen 2 Type-C端子×1
- USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子×7
- HDMI端子×1
- RJ-45端子×2
- 3.5mm音声端子×2
- S/PDIF音声出力端子×1
- アンテナ端子×2
- マザーボード上
- 4-pinファンコネクタ×7
- システムファン用延長ケーブルヘッダ×1
- USB Type-C内部端子×1
- USB 3.0ピンヘッダ×2
- USB 2.0ピンヘッダ×2
- フロントパネルピンヘッダ×1
- ブザーピンヘッダ×1
- TPMピンヘッダ×1
- 温度センサーピンヘッダ×2
- ATX 24-pin電源端子×1
- 8-pin電源端子(CPU)×2
- 8-pin電源端子(フロントUSB Type-C給電用)×1
- HDMI端子×1
- SATA端子×2
ニューエックスからは「X870E AORUS PRO X3D ICE」・「X870E AORUS ELITE X3D ICE」・「X870E AORUS ELITE X3D」・「X870 AORUS ELITE X3D ICE」の取扱開始も同じタイミングで発表されており、10GbEには対応しないものの全モデルが5GbE対応端子を備えています。