
NTT東日本株式会社は2025年12月23日、FTTHアクセスサービス「フレッツ 光25G」を発表しました。2026年3月31日より申込受付およびサービス提供が開始される予定です。
国内最速のFTTHサービスとなる「フレッツ 光25G」を提供開始 | お知らせ・報道発表 | 企業情報 | NTT東日本
フレッツ 光25Gはユーザー側設備とISP網の間で上下最大概ね25Gbps(ベストエフォート)の通信を可能にするFTTHアクセスサービスです。NTT東日本およびNTT西日本が2020年から提供している「フレッツ 光クロス」の上下最大概ね10Gbpsを上回り、NTTグループが提供するFTTHアクセスサービスとしては最も高速な品目となります。ソニーネットワークコミュニケーションズが一部エリアで提供している「NURO 光 20G」の上下最大概ね20Gbpsも上回り、2025年12月現在のFTTHアクセスサービスとしては国内最速と謳われています。
2026年3月のサービス開始時点でのエリアは東京都中央区の一部に限られ、東京都内の複数区で同時に開始されたフレッツ 光クロスよりも更に狭い範囲でのサービスインとなる見込みです。月額利用料は27,500円で、NTT東西が提供する他のFTTHアクセスサービス同様に別途ISPとの契約が必要です。初期費用としては880円の契約料、22,000円(代表的な例)の工事費が発生します。
フレッツ 光クロスや最大概ね1Gbpsのフレッツ 光ネクストにはサービスとの組み合わせを想定したNTT東西のひかり電話ルーター・ホームゲートウェイが存在するのに対し、フレッツ 光25GはONU(回線終端装置)までの提供となり、NTTから貸与されるルーターは存在しません。ONUが備えるインターフェースは不明ですが、接続可能なルーターをユーザーが用意する必要があります。サービス開始時点では接続方式としてIPoEに対応し、PPPoEは2027年10月を目処に準備が整い次第の提供が予定されています。
なお、フレッツ 光25Gよりも更に高速な上下最大概ね50Gbpsのサービスについても提供の検討を進めるとされています。

