
2026年8月25日現在、GL.iNetの公式サイトで無線LANルーター「Mango 2」(GL-MG1300)の一部仕様が公開されています。価格や発売時期などは未公開で、メールアドレスを登録することで更新時に通知を受け取れます。
Mango 2 (GL-MG1300) Dual-band Mini Travel Router — GL.iNet
GL-MG1300は5GHz帯でWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)による最大866Mbps(2ストリーム/80MHz)、2.4GHz帯でWi-Fi 4(IEEE 802.11n)による最大400Mbps(2ストリーム/40MHz/256QAM)の通信に対応するデュアルバンド「AC1300」クラスの製品です。名称が示す通り2017年に発売された「Mango」(GL-MT300N-V2)の後継モデルにあたり、およそ9年ぶりのモデルチェンジに伴い複数の変更が加えられています。
2020年代のGL.iNet製無線LANルーターはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)もしくはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応するものが大半を占めていますが、GL-MG1300は省電力性や携帯性の確保を重視したためか、前述の通りWi-Fi 5までの対応に留まっています。ただし2.4GHz帯のみ対応の「N300」クラスであったGL-MT300N-V2に比べると、5GHz帯が追加されたことで無線部分の通信速度は大幅に向上した形です。
WAN端子およびLAN端子としてRJ-45端子を2基備える点は両モデルとも共通で、100BASE-TXまでの対応だったGL-MT300N-V2に対し、GL-MG1300は1000BASE-Tにも対応したことで有線部分の通信速度も向上しています。GL-MT300N-V2には周辺機器接続用のUSB 2.0 Standard-A端子と給電用のUSB Micro-B端子が備わっていましたが、GL-MG1300が備える2基のUSB端子はどちらもUSB Type-Cに統一され、周辺機器接続用の端子はUSB 3.0に対応しています。
GL-MT300N-V2のSoCは1コア 580MHzのCPUやIEEE 802.11nのPHYを1基のチップに統合したMT7628NN、RAMはDDR2 128MBであったのに対し、GL-MG1300には2コア 880MHzのCPUを含むMediaTek製SoCとDDR3 128MBのRAM、2MBのNORフラッシュメモリ、128MBのNANDフラッシュメモリが搭載されています。SoCの型番は明示されていませんが、コア数および動作周波数からMediaTek MT7621シリーズを搭載している可能性が高いと考えられます。
筐体はGL-MT300N-V2のものよりもフットプリントが大きく扁平なものとなっており、GL-MT300N-V2の58×58×25mm・40gに対してGL-MG1300は89×63×15mm・100gです。性能の向上に伴って大型・重量化の傾向にあり、最新のSlate 7 Pro(GL-BE10000)では300g台に達した外部アンテナのトラベルルーターシリーズほどではないものの、GL-MT300N-V2ほどのコンパクトさが確保されているわけではない点には留意が必要と言えます。カラーリングはGL-MT300N-V2と同じイエローで、他のカラーバリエーションは発表されていません。
機能面は明らかになっていない点が多く、WireGuard利用時のスループットが最大184Mbps、DCO(Data Channel Offload)が有効なOpenVPN利用時のスループットが最大95Mbpsで、外部ネットワークから自宅ネットワーク内のルーターへのリモートアクセスを可能にするGoodPAS(旧AstroWarp)やペアレンタルコントロールなどを利用できることが判明しています。

