ASUS、10GbE/SFP+対応のデュアルバンドWi-Fi 7ルーター「RT-BE88U」を発表

ASUSは2024年3月27日、無線LANルーター「RT-BE88U」を発表しました。中国向けサイトでは製品情報ページが公開されており、公式通販サイトにて1,999CNY(約41,860円)で注文受付が行われています。

ASUS Unveils RT-BE88U WiFi 7 Dual-Band Router

RT-BE88U 丨 网络产品 丨 ASUS 华硕

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RT-BE88Uは5GHz帯でIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)による最大5,764Mbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で最大1,376Mbps(4ストリーム/40MHz)の通信に対応するデュアルバンド「BE7200」クラスの製品です。

CPUはBroadcom BCM4916と推定される4コア 2.6GHzで、2GBのRAMと256MBのフラッシュメモリを備えています。搭載されている端子類の構成は下記の通りです。

  • 10GbE
    • 10GBASE-T×1(WAN/LAN)
    • SFP+スロット×1(WAN)
  • 2.5GbE
    • 2.5GBASE-T×1(WAN/LAN)
    • 2.5GBASE-T×3(LAN)
  • GbE
    • 1000BASE-T×4(LAN)
  • USB 3.2 Gen 1 Standard-A×1

すでに中国市場へ投入されているROG 八爪鱼7(GT-BE96)と同様、6GHz帯への対応を省略した構成が特徴です。日本を含め他の地域で販売されているWi-Fi 7ルーター・アクセスポイントは大半が6GHz帯に対応していますが、中国では6GHz帯における無線LANシステムの運用が未認可のため、ASUSに限らず他社のWi-Fi 7ルーターもデュアルバンド、もしくは5+5+2.4GHzのトライバンド構成となっています。

無線部分の速度ではトライバンド「BE19000」クラスのRT-BE96Uに劣るものの、有線端子数ではRT-BE96U(10GBASE-T×2 + 1000BASE-T×4)や上位モデルのROG Rapture GT-BE98/GT-BE98 Pro(10GBASE-T×2 + 2.5GBASE-T×3 + 1000BASE-T×1)を上回ります。また、ASUSのWi-Fiルーターでは2019年のRT-AX89X以来非搭載だったSFP+に対応する点も特筆すべきと言えます。