Strix Halo搭載ミニPCのGMKtec EVO-X2が予約受付開始、64GB RAMモデルで1,399USDから

GMKtecは2025年4月15日、公式サイトでミニPC「GMKtec EVO-X2」の予約注文受付を開始しました。

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GMKtec EVO-X2はプロセッサとしてAMD Ryzen AI Max+ 395を搭載し、Windows 11(エディション不明)がプリインストールされたミニPCです。

Ryzen AI Max+ 395は"Zen 5"アーキテクチャかつ16コア/32スレッドのCPUと、"RDNA 3.5"・40CUのRadeon 8060S Graphics GPU、最大50TOPSの"XDNA 2" NPUから構成される"Strix Halo"世代のハイエンドラップトップ・SFF PC向けプロセッサです。プロセッサの性能と64GBもしくは128GBのLPDDR5X-8000 RAMにより、EVO-X2では70B(700億)パラメータークラスのLLM(Large Language Model)を単体で実行可能と謳われています。また、PassMarkスコア上のRadeon 8060Sはデスクトップ向けdGPUのIntel Arc B580やNVIDIA GeForce RTX 3060 12GBに近い性能を発揮しており、デスクトップもしくはモバイル向けdGPUを別途搭載しないミニPCとしては高いゲーミング性能が確保されています。

インターフェイス類の詳細な仕様は予約受付開始時点で公開されていませんが、商品画像から確認できるものは以下のとおりです。

  • 本体前面
    • USB4 Type-C×1
    • USB 3.x Standard-A×2
    • 3.5mmオーディオ端子×1
    • SDカードスロット×1
  • 本体背面
    • USB4 Type-C×1
    • USB 3.x Standard-A×1
    • USB 2.0 Standard-A×2
    • DisplayPort端子×1
    • HDMI端子×1
    • RJ-45端子×1
    • 3.5mmオーディオ端子×1
    • DC電源端子×1

GMKtec公式サイト上での先行販売価格は64GB RAM + 1TB SSDモデルが1,499USD(約214,230円)128GB RAM + 2TB SSDモデルが1,999USD(約285,680円)と、"Strix Halo"の搭載に伴ってRyzen AI 9 HX370("Strix Point")搭載のEVO-X1やその他GMKtec製ミニPCよりも非常に高額となっています。ただし先行販売期間中はそれぞれ100USD・200USDのデポジットを納める形式となっており、デポジットを支払うと2025年5月7日以降の残金支払い時に200USD・400USDの割引が適用され、実際は前者が1,399USD(約199,980円)、後者が1,599USD(約228,560円)で購入可能です。