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住友電工製「XG-200SE」が認証通過、フレッツ 光クロス向けのWi-Fi 7対応機器として登場?

2025年7月6日現在、総務省ウェブサイトの「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」において、住友電気工業株式会社の「XG-200SE」が2025年6月9日付で工事設計認証を通過したことが公開されています。

総務省 電波利用ポータル | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索(『XG-200SE』の検索結果)

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XG-200SEは株式会社ディーエスピーリサーチによって認証を受けており、工事設計認証番号は003-250116です。認証対象の種別は第2条第19号に規定する特定無線設備、第2条第19号の3に規定する特定無線設備、第2条第80号に規定する特定無線設備で、それぞれ2.4GHz帯無線LANやBluetooth、5GHz帯無線LAN、LPI(Low Power Indoor)モードの6GHz帯無線LANが含まれます。

6GHz帯の認証内容に中心周波数6,105MHzと6,265MHz、5GHz帯の認証内容に中心周波数5,570MHzの記載があることから、少なくとも6GHz帯で320MHz幅、5GHz帯で160MHz幅の運用が可能なWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応アクセスポイントもしくは無線LANルーターの可能性が高いと思われます。

XG-200SEに類似した型番の既存製品としては、2020年の「フレッツ 光クロス」サービスインと同時に提供が開始されたXG-100NEが存在します。当時NECプラットフォームズ株式会社が他社サービス向けに供給していた機器と同じくデュアルバンド構成のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)と10GBASE-Tに対応しており、5年以上同じ仕様のまま提供されています。

サフィックス「SE」はPR-S300SEなど過去の住友電気工業製ひかり電話ルーターと共通であることから、XG-200SEもNTT東日本・NTT西日本経由でフレッツ 光クロスのユーザーに提供される機器となることが考えられます。フレッツ 光クロスのXG-100NEは前述の通りWi-Fi 6までの対応、フレッツ 光ネクスト向け機器は2019年提供開始・Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)対応の600シリーズから(マイナーチェンジの601シリーズを除いて)更新されていないため、XG-200SEが提供されればNTTのホームゲートウェイ/ひかり電話ルーターでは初のWi-Fi 7対応例となります。