I-O DATAは新ブランド「PLANTS」の立ち上げと共に既存アプリの「Wi-Fi混雑チェッカー」をリニューアルし、「Wi-Fiミレル」として公開しました。
どのようなものなのかAndroid版で確認してみたいと思います。
Android/iOSに対応
Wi-FiミレルはAndroid版とiOS版が配信されており、それぞれGoogle Play/App Storeからダウンロードできます。
周波数帯の混雑状況を確認する機能はAndroid版に限られます。
トップ画面は電波強度
アプリを起動するとトップ画面には現在接続しているアクセスポイントの電波強度が100を最大値とする形で表示されます。
dBm単位の表示ではありません。
混雑状況の可視化(Android版のみ)
画面上部のタブを「混雑」に切り替え「開始」をタップすると、2.4GHz帯及び5GHz帯(端末が対応している場合)の使用状況がスキャンされ、チャンネルごとの混雑の度合いやSSIDが表示されます。
Wi-Fiルーターが利用するチャンネルをこの画面で表示された混雑の少ない場所に切り替えることで干渉を避けられるでしょう。
ヒートマップの作成
特徴的な点がこのヒートマップ作成機能です。
「開始」をタップした後に画面右上のアイコンから間取り図を撮影又は選択し、間取り図上で現在地をタップすると現在の電波強度がプロットされます。
複数地点で現在地をタップ=電波強度を測定することで、簡単に電波強度のヒートマップを作成することができます。
ただし、間取り図をアプリ内で作成する機能はないので、「間取りー図」や「間取りTouch+」のようなアプリを使って用意する必要があります。
情報の表示
「情報」タブではIPアドレスや暗号化方式など、現在接続しているアクセスポイント・ネットワークの情報を表示できます。
総評
旧「Wi-Fi混雑チェッカー」ではI-O DATA製品でないと一部機能を利用できなかったようですが、Wi-Fiミレルにおいてはそのような点は確認できませんでした。
電波状況を簡単に確認できる日本語のアプリとしては十分に価値があるかと思います。
短所を挙げるとすればヒートマップ作成機能を利用する際に間取り図を用意しなければならない点で、Wi-Fiミレル内で完結できるようになればより手軽になるのではないでしょうか。