任意のCPUクーラーを取付可能なRyzen 9 7945HX搭載マザーボード「BD795M」が販売中

2024年12月29日現在、MINISFORUM Japan 公式オンラインストアにて「BD795M」の注文受付が行われています。同日時点の価格は63,980円(税込)です。

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BD795MはAMD Ryzen 9 7945HXをオンボードで搭載したMicro-ATXフォームファクタのマザーボードです。

Mini-ITXフォームファクタのBD790i/BD795i SEと同じプロセッサを搭載していますが、BD795Mではプロセッサの上に専用のヒートスプレッダが設けられ、LGA1700に対応した任意のCPUクーラーを装着可能になっています。Intelのラップトップ向けプロセッサを搭載し同様の措置を施したマザーボードはAliExpress等で多く流通しているものの、AMD製プロセッサを搭載したものは珍しいと思われます。

拡張スロットはPCI Express 4.0 x16対応スロットが1基設けられています。モバイル向けRyzen 9 7000/8000シリーズのうち"Hawk Point"に属するRyzen 9 8945HSや"Phoenix"に属するRyzen 9 7940HSでdGPU向けに確保できるのは最大8レーンですが、BD795Mが搭載するRyzen 9 7945HXはデスクトップ向けの"Raphael"に近い"Dragon Range"のため、PCI Express 5.0には対応しないものの16レーンをフルに用いてdGPUを接続可能です。

ストレージはPCI Expressスロットを挟むように配置された2基のPCI Express 4.0 x4対応M.2スロットのほか、マザーボードの端に配置された2基のSATA3端子に接続できます。

背面I/OパネルにはHDMI 2.1端子×1、DisplayPort 1.4端子×1、USB 3.2 Gen 1 Standard-A×2、USB 2.0 Standard-A×2、2.5GBASE-T対応RJ-45端子、オーディオ端子、BIOSリセットボタンが存在します。BD790i/BD795i SEに搭載されていたDisplayPort Alternate Mode対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子は省かれており、dGPUを接続しない状態ではRadeon 610Mを用いて最大2基のディスプレイへの映像出力を行える構成です。