NETGEAR、約400ドルのWi-Fi 6Eルーター「RAXE300」等の新製品を発表

NETGEARは2022年1月3日、無線LANルーター「Nighthawk RAXE300 Tri-band WiFi 6E Router」(RAXE300)およびメッシュネットワーク製品「Orbi Pro WiFi 6 AX5400 Mesh System」(SXK50)を発表しました。

Nighthawk Router | Tri-Band WiFi 6E Router - RAXE300 | Netgear

Orbi Pro WiFi 6 Mesh System - SXK50

スポンサーリンク

RAXE300の概要

RAXE300は6GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)による最大2.4Gbps(2ストリーム/160MHz)、5GHz帯でIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)による最大4.8Gbps(4ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で同600Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「AXE7800」クラスの製品で、MU-MIMOおよびビームフォーミングをサポートしています。(速度はいずれもNETGEARの公称表記)

WANまたはLANで切替可能な1基の2.5GBASE-T対応端子に加えて1000BASE-T対応のWAN/LAN端子1基、LAN端子4基を備え、LAN端子は2基までのリンクアグリゲーションが可能です。また、無線LANルーターのUSB端子としては採用例の少ないUSB 3.0 Type-C端子を1基備えています。

内部には4コア 1.7GHzのCPU(型番非公開)と512MBのRAM、256MBのフラッシュメモリが搭載されています。

北米向けモデルの「RAXE300-100NAS」は2022年第1四半期に399.99USD(NETGEAR.com価格)での発売が予定されていますが、日本を含む他の地域での投入予定や価格は明らかにされていません。

NETGEARのWi-Fi 6E対応ルーターは2021年に「RAXE500」が発売されており、RAXE300はWi-Fi 6E対応機器のラインナップを補完する下位モデルとして投入されることになります。

RAXE300RAXE500
最大通信速度
(6GHz帯)
2.4Gbps
(2str/160MHz)
4.8Gbps
(4str/160MHz)
最大通信速度
(5GHz帯)
4.8Gbps
(4str/160MHz)
4.8Gbps
(4str/160MHz)
最大通信速度
(2.4GHz帯)
600Mbps
(2str/40MHz)
1.2Gbps
(4str/40MHz)
WAN/LAN端子2.5GBASE-T(WAN/LAN)×1
1000BASE-T(WAN/LAN)×1
1000BASE-T(LAN)×4
2.5GBASE-T(WAN/LAN)×1
1000BASE-T(WAN/LAN)×1
1000BASE-T(LAN)×4
USB端子USB 3.0 Type-C×1USB 3.0 Standard-A×2
CPU4コア 1.7GHz
型番非公開
4コア 1.8GHz
Broadcom BCM4908
(型番はFCC資料より)
RAMDDR4 512MBDDR3 1GB

SXK50の概要

SXK50(ルーター:SXR50、サテライト:SXS50)は5GHz帯1でIEEE 802.11axによる最大2.4Gbps(2ストリーム/160MHz)、5GHz帯2で同2.4Gbps(2ストリーム/160MHz)、2.4GHz帯で同600Mbps(2ストリーム/40MHz)の通信に対応するトライバンド「AX5400」クラスの製品で、MU-MIMOおよびビームフォーミングをサポートしています。

ルーターは1基のWAN端子と3基のLAN端子、サテライトは4基のLAN端子を備え、いずれも1000BASE-Tまでの対応です。ルーター・サテライト共にUSB端子は備わっていません。

従来の「Orbi Pro」シリーズと同様に「NETGEAR Insight」経由のクラウド管理、最大4つのマルチSSID運用に対応し、「Orbi Pro WiFi 6」(SXK80)と「Orbi Pro WiFi 6 Mini」(SXK30)の中間を埋めるモデルとして投入されます。