
株式会社アユートは2025年6月13日、NZXTのマザーボード「N9 Z890」の取扱を発表しました。市場想定価格は96,380円(税込)で2025年6月20日に発売される予定です。
NZXT | N9 Z890 | インテル® ATX ゲーミング Wi-Fi 7 マザーボード
高いデザイン性を実現したフルカバー仕様のIntel Z890マザーボード「N9 Z890」2製品が発売|株式会社アユート PCパーツ・VR・オーディオ等周辺機器 総合代理店
N9 Z890はチップセットとしてIntel Z890を搭載し、LGA1851ソケットのIntel Core Ultra Processors (Series 2)に対応したATXフォームファクタのマザーボードです。従来のNZXT製マザーボード同様、PCBの大部分を金属製のカバーで覆う"フルカバー"仕様であり、カバー装着時はCPUソケットやDIMM・PCI Expressスロット、各種コネクタ類のみが露出した状態となります。
RAMはDDR5 DIMMを4基装着でき、公式サイトのQVL(Qualified Vendor List)にはDDR5-8600までのOCメモリが含まれています。

https://cdn-g.nzxt.com/dl/1743412363-motherboards_n9-z890_digital-manual_241120_v1.pdf
PCI ExpressスロットはPCI Express 5.0 x16対応スロットが1基、PCI Express 4.0 x2対応(x16形状)スロットが1基存在します。それぞれCPU・チップセットに接続されており、CPU側PCI Express 5.0レーンの分岐には対応していません。
ストレージ用のM.2スロットは5基存在し、うち1基がPCI Express 5.0 x4(CPU)、1基がPCI Express 4.0 x4(CPU)、3基がPCI Express 4.0 x4(チップセット)での接続が可能です。PCI Express 5.0 x4接続のM.2_1には独立したヒートシンクを装着でき、残る4基はカバーで覆われた状態になります。
無線LANは6GHz/5GHz/2.4GHz帯のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応し、モジュールの型番は明記されていないものの6GHz帯で320MHz幅の通信を行えるとされています。有線LANインターフェイスはRealtek RTL8126CGを搭載し、1基のRJ-45端子で2.5GBASE-Tに対応しています。
背面I/Oおよびマザーボード上のインターフェイスは以下の通りです。
- 背面I/O
- Thunderbolt 4 / USB4 Type-C×2
- USB 20Gbps (USB 3.2 Gen 2x2) Type-C×1
- USB 10Gbps (USB 3.2 Gen 2) Standard-A×6
- USB 5Gbps (USB 3.2 Gen 1) Standard-A×3
- HDMI×1
- 音声出力端子×1
- 音声入力端子×1
- S/PDIF端子×1
- RJ-45端子×1
- 無線LAN/Bluetoothアンテナ端子×2
- Clear CMOSボタン×1
- BIOS Flashbackボタン×1
- マザーボード上
- ATX電源コネクタ (24pin)×1
- ATX 12V電源コネクタ (8pin+8pin)×1
- CPU_FANコネクタ (4pin)×1
- AIO_PUMPコネクタ (4pin)×1
- SYS_FANコネクタ (4pin)×3
- NZXT 8pin PWMコネクタ×1
- NZXT RGB LEDコネクタ×1
- 5V ARGBコネクタ×2
- SATAコネクタ×4
- USB 20Gbps (USB 3.2 Gen 2x2) Type-C 内部コネクタ×1
- USB 5Gbps (USB 3.2 Gen 1) ピンヘッダ×2
- USB 2.0 ピンヘッダ×2
- フロントパネルオーディオコネクタ×1
カラーバリエーションはホワイト(N9-Z89XT-W1)とブラック(N9-Z89XT-B1)の2種が用意されており、どちらも価格は変わりません。