SB版Redmi Note 9T 実機使用メモ

ソフトバンクから発売されたXiaomi Redmi Note 9T(A001XM)を入手したので、使用する上で気になった点などをメモしておきたいと思います。

(本記事は随時更新します)

Redmi Note 9T | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
Redmi Note 9T - Mi.com

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ソフトバンク クリエイティブ
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パフォーマンス

Redmi Note 9Tに搭載されているSoCはMediaTek Dimensity 800Uで、CPUにArm Cortex-A76 2コア(最大2.4GHz)+ Arm Cortex-A55 6コア(最大2GHz)、GPUにArm Mali-G57 MC3を用いており、MediaTekの製品群ではエントリー~ミドルレンジの5G対応機器向けと位置付けられます。

EngineerMode

MediaTek製SoCを搭載するAndroid端末は開発・検証用の「EngineerMode」が利用できる状態で販売されていることが多く、Redmi Note 9Tも例に漏れずEngineerModeを開くことが可能です。
(当然ながらEngineerModeの利用はユーザーの自己責任となります)

EngineerModeを開く際は標準の「電話」アプリから *#*#3646663#*#* を入力する、もしくは起動するだけでダイヤルを行う「Engineer Mode MTK Shortcut」(com.Go.EngModeMtkShortcut)のようなアプリを用いることになります。

Band固定

EngineerMode内の「Band Mode」→「SIM1」よりLTE/W-CDMA/GSMのBandを固定できます。(5Gの項目は存在するもののグレーアウトしており、5GについてはBand毎の有効・無効を切り替えられません)

A001XMの対応Band

EngineerModeのデフォルト値によるとRedmi Note 9T A001XMはFDD-LTE Band1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28・TDD-LTE Band 38/40/41/42に対応しているようです。

MIUI 12.5(Android 11)でのBand固定

A001XMは2021年9月からMIUI 12.5(Android 11)へのアップデートが可能になっていますが、アップデート後も上記の手順でBand固定が可能であることを確認しました。

Redmi Note 9Tをご利用中のお客さまへ(2021年9月6日) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

5G/LTE通信

"ソフトバンク"ブランドで取り扱われているRedmi Note 9T A001XMですが、LTEについては他社800MHz帯(FDD-LTE Band18/19/26)にも対応しており、国内MNO3社が運用している700~900MHz帯(楽天モバイルが『パートナーエリア』として利用中のKDDI 800MHz帯含む)へ接続可能です。

5G NRはBand n77(3.7GHz)のみ対応で、他社が運用しているn78/79やミリ波のn257には対応していません。また、発売後のアップデートでLTEから5Gへ転用された既存周波数帯(700MHz/1.7GHz/3.4GHz)が利用可能になっています。

SIMロック解除が可能な機種の周波数帯一覧 - softbank.jp(PDF)
LTE周波数帯の700MHz・1.7GHz・3.4GHz帯を利用した5Gサービスを2月15日から順次提供開始 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)での運用

「Rakuten UN-LIMIT」での動作に関する情報は楽天モバイルの公式サイトに掲載されていませんが、既にインターネット上で情報が共有されている通り、SIMロックの解除・VoLTEキャリアチェックの無効化( *#*#86583#*#* をダイヤルし『VoLTE carrier check was disabled』が表示された状態)を行うことでプリセットAPNによる楽天モバイル網への接続が可能です。

楽天モバイルが自社で保有するFDD-LTE Band3(1.8GHz)、KDDIからローミング先として(主に)提供されているFDD-LTE Band18/26(800MHz)のどちらもサポートされており、機種によってはトラブルが生じる楽天自社エリア⇔パートナー回線エリア間の自動切り替えも問題なく行えます。

楽天モバイルのSIMを挿入している状態ではEngineerModeからBand 18/26を無効にすることでBand 3のみを掴む状態となり、パートナー回線エリアにおけるデータ通信量(国内5GBまで)・速度(5GB超過後は最大1Mbps)の制限を受けることなく使用できます。

無線LAN

Redmi Note 9TはIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応しています。

MediaTekから公開されているDimensity 800Uの仕様では1T1R/2T2Rに対応可能とされていますが、Redmi Note 9Tは2ストリーム以上のアクセスポイントに接続しても最大433Mbpsでのリンクとなるため、1T1R・VHT80の構成を採っているようです。

暗号化方式はWPA3-Personal・WPA2/WPA-Personal/Enterprise・WEPが利用可能です。