総務省は2023年12月22日、電波法施行規則等の一部を改正する省令(令和5年総務省令第95号)を公布しました。同日より施行されています。
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今回の省令では6GHz帯(5,925MHzから6,425MHz)を用いる無線設備に対し、160MHz幅を超え320MHz幅以下の周波数帯幅を占有する通信が認可されました。これによって日本国内でもIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)対応機器が規格上限である320MHz幅(EHT320)、もしくは240MHz幅(EHT240)での通信を行えるようになります。
これに合わせて国内メーカーのうちバッファロー、アイ・オー・データ機器、エレコムがWi-Fi 7対応無線LANルーターの投入を予告しており、アイ・オー・データ機器とエレコムは機器の外観も公開しています。
「Wi-Fi 7」対応商品、近日登場!電波法施行規則の改正により6GHz帯の帯域幅320MHz通信が可能に。 | バッファロー
Wi-Fi最新規格「Wi-Fi 7」に対応したWi-Fiルーターを開発中 来春発売を目指す | IODATA アイ・オー・データ機器
エレコムがWi-Fi 7 ルーターを来春発売予定さらなる高速通信・低遅延を実現し、快適な通信環境の構築が可能に | エレコム株式会社 ELECOM
なお、TP-Linkが国内市場初のWi-Fi 7ルーターとして投入したDeco BE85は6GHz/5GHz帯の帯域幅を改正前の制度に合わせて制限した状態で発売されており、今後のアップデートで新たな制度に準じた160Hz幅超の通信を可能にする予定とされていますが、提供時期は明言されていません。