Radeon 780M搭載のWi-Fi 6E/2.5GbE対応ミニPC「GEEKOM A8」が販売中

2024年5月21日現在、GEEKOMの日本向けサイト(GEEKOM.jp)でミニPC「GEEKOM A8(GEEKOM NUC A8)」が販売されています。Ryzen 7 8840HS+1TB SSDのモデルは102,000円、Ryzen 9 8945HS+2TB SSDのモデルは132,000円(税込)です。

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GEEKOM A8は112.4×112.4×37mmの筐体にAMD Ryzen 8040シリーズを搭載したWindows 11 ProベースのミニPCで、卓上設置もしくは付属のVESAマウントによるディスプレイ等への取り付けが可能です。

搭載されているプロセッサは"Hawk Point"世代のラップトップ向けAPUであるAMD Ryzen 7 8840HS(8コア/16スレッド・ブーストクロック最大5.1GHz)もしくはRyzen 9 8945HS(8コア/16スレッド・ブーストクロック最大5.2GHz)です。どちらもGPUとしてRDNA 3アーキテクチャに基づいたRadeon 780M(12コア)を含み、PassMarkスコアではデスクトップ向けのNVIDIA GeForce GTX 1050 TiやIntel Arc A310を上回ります。

Radeon 780M vs GeForce GTX 1050 Ti vs Intel Arc A310 [videocardbenchmark.net] by PassMark Software

冷却機構は"IceBlast 1.5"と呼称され、側面から取り入れた空気でプロセッサ等を冷却し、ファンによって背面へ排気する構造となっています。

RAMは2基のDDR5 SODIMMスロットで最大64GBまでの拡張に対応し、標準構成では合計32GBのDDR5-5600モジュールが取り付け済みです。ストレージはPCI Express 4.0 x4対応/M.2 2280形状のSSDが装着可能で、標準構成には1TBもしくは2TBのSSDが含まれます。

MediaTek MT7922(Filogic 330)をAzureWave Technologiesがモジュール化したAW-XB591NFが搭載され、無線LANはIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E)およびIEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetoothは5.2に対応しています。1基のRJ-45端子はRealtek RTL8125BG-CG経由の2.5GBASE-Tが利用可能です。

外部接続インターフェイスは筐体前面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-A×2と3.5mmステレオミニジャックを搭載。筐体背面にはUSB4 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×1、USB 2.0 Standard-A×1、HDMI 2.0×2、RJ-45×1を搭載しています。各2基のHDMI端子とUSB Type-C端子を同時に利用することで、最大4画面の同時出力を行えます。